気になってます……。【歌い手】 (ページ15)

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13:時間ページ15

「うーん…」と顎に手を当てて考えていると…

バーンッと楽屋のドアが開き大きな声が響いた

？「みなさん！お疲れ様です！」

？「おつかれー」

坂田「あっ!まふくん！そらるさん！」

悠夏「…………だれ？」

全員-悠夏「「「はい!!?」」」

悠夏「えっ、だれぇ↑？」

そらる「……まふ、俺達もまだまだだな…」

まふ「ちょっとショックです…。というか！その子は!?」

ずーんと落ち込んだ高身長の人がバッと顔を上げた
その隣にいる人は大きな欠伸をして私を見た

坂田「あ、この子な！楽屋招待を当てた子なんよ！」

まふ「ほぇ～。で、そのソファーで寝てる子は…」

センラ「この子の友達」

ポンッと私の頭の上に手をのせるセンラさん

志麻「この子、面白い子なんよ！
楽屋招待の紙をな！破ろうとしてたんやで！」

うらた「とんでもないやつ」

そらる「別の意味ですごい…」

まふ「当てただけでも凄いのに!?」

坂田「あとな！あとな！
この子、すーんごい！歌うまいんよ！」

悠夏(よけいなことを…)

センラ「あれ、カッコの中身が見てた気が…」

気のせいですよ、センラさん…。

悠夏「…あっ、そろそろ時間なんじゃない((「うぅ…」

坂田「う、うめき声!?」

まふ「ひぃっ!?」

志麻「うめき声ちゃうわ！この声は…、」

悠夏「咲和…？」

ソファーで寝ている咲和を見ると、苦しそうにうめいている。すぐに駆け寄って話しかけた。

悠夏「どうした!?」

咲和「んぅ…、やばい、悠夏…」

悠夏「どうした…って！まさか!?」

咲和「その…まさかだ…。私にはもう時間がない…」

悠夏「そ、そんな！」

坂田「えっ、なになに!?」

咲和「帰る交通費代は私のカバンの中にある…。」

悠夏「咲和を担ぎながら帰れって言うのか!?」

咲和「あとのことは…頼んだぞ…」

カクンッと首を横に向けて目を瞑る咲和。
私は「咲和ぁぁぁ！」と小さく叫んだ

うらた･そらる「「……何この茶番」」

まふ「さ、咲和さんは、お亡くなりに…？」

センラ「ちゃうやろ、寝てるだけです」

志麻「あ、ほんまや！寝とる(笑)」

坂田「悠夏…ちゃん…？」

悠夏「…やばい、どうする…。」

全員-悠夏「「「なにをっ!?」」」

……To be continued