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ジョンがアメリカに帰る時が来た
お見送りのため、一緒に空港に来ている私たち
『それじゃA、アメリカで待ってるから』
『はい!その時はお世話になります!』
わしゃわしゃと頭を撫で、ハグを交わした
そのあとジョンは、翔平の肩に手を置いて言った
『俺は日本一の"大谷翔平"しかいらない。
………………この意味が分かるね?ニヤッ』
翔平は、通訳を聞いて強く頷く
「必ずなります!」
『いいねぇ〜!
俺には分かるよ、翔平は日本を虜にするってな!
俺の勘は当たる!』
スカウトマンが手続きを済ませ帰ってきた
もうすぐ出国の時間
『翔平!ちょっと!』
そう言って翔平の肩を抱き、私から離れていく
『ジョン通訳は!?』
『いらないよ〜!!大丈夫〜!!』
翔平は少し不安な様子
『ショウヘイ、セイジンシキ?ガ、アルノキイタ。
ソレマデAカエサナイ。
イミワカル?』
カタコトの日本語で伝えてくるジョン
「ぁ〜Yes.」
(約2年会えないってことか)
『コウサイキンシイッタケド
ハナレルマエニ、オモイデツクッテイイヨ』
「思い出…………?」
『コイビトヤルコトヒトツダヨッ♡』
「やる、こと………ぇ、あ、、っ!?」
翔平は、耳をほんのり赤くして口元を隠した
『ハハッ!デモ、イッカイ!イッカイダヨッ!』
「わかったわかった////
もう言わなくていいです!!!」
ジョンは、翔平を抱き締め1枚の紙を渡した
『相談事があったら電話するといいよ』
単語単語で理解した翔平
「あったらします(笑)」
『ハッハー!生意気な男だ〜!』
さすがに、ここの英語は分からなかったらしく
苦笑いをした翔平
『good bye boy&Girl!マタアウヒマデ〜!』
ジョンが日本を飛び立っていった
「翔平、ジョンと何話したの?」
「ん?……あぁ、頑張れよってさ」
「それだけ?」
「それだけだよ」
「私たちに心強い味方がついたね!!
頑張ろうね!お互い!!」
「おぅ!頑張ろうな!」
翔平がメジャーへ行くと決めた矢先
日ハムからのドラ1強行指名
そして、緊急来日でジョンの説得
決心した翔平は
日ハムに入団すると発表した
新聞の一面は翔平でいっぱいだった
ニュースも大きく取り上げていて
翔平に追いつくのに距離が広がったと感じた
でも、私はこんなところで挫けない
翔平も認めた負けず嫌いですから
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