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〖大谷side〗
シュノーケリングが終わり
各自夕飯まで自由時間となった
「知ってるかい、男子諸君!
今回の旅行は水着自由!!
ということは女子のビキニを
拝めるかもしれない!!」
そう叫ぶ田中
部活のメンバーで買い出し行った時
俺も買ったけど、女子もそうなんだ
ふーん、興味無いや
「今回注目しているのは
気になるビキニ女子アンケート1位のおっち!」
へぇ〜おっちねぇ〜
「………ん?待って、A!?」
「なんでびっくりしてるんだよ(笑) 」
「そんなアンケート知らねーんだけど!? 」
「だって、飛行機でお前寝てたじゃん?」
飛行機かぁ……寝てたなぁ……(遠い目)
つか、なんちゅーアンケート………とってんだよ
「アンケ結果からだと予想は白ビキニ!!」
白ね、まぁいい線いってんじゃない?
てか、Aは何でも似合うし。
でもな、プール嫌いなAが
わざわざ旅行のために水着を買うわけが無い!
" 他で着ないのに買うわけないじゃん "
絶対そう言うに決まってる
外に設置してあるシャワーブースから
女子たちが続々と出てくる
「「………修学旅行最高………」」
…………うーん、わかんない
俺はつまらなくなって砂をいじり出すと
一段と高い歓声に顔を上げた
白生地にうっすらピンクの花柄模様のビキニ姿のA
嘘。。。
待って!!
Aが可愛い水着着てるんだけど!?
…えぇ……すごく可愛い……
こう思ってるのは俺だけじゃなくて
ほかの男子も考えることは一緒だった
"やっぱおっちって美人だよな"
"高身長でスタイル良くて胸もこう……な!"
"わかる。こう丁度いいって言うか、こう……な!"
"腕の日焼けもそれはそれでいい……"
"肌白……隠された真珠の輝きはでかいぜ…"
"1回でいいからお近付きになりてーよ泣"
"なんなら付き合いたい"
コソコソ…と喋る田中たち
「お前ら、見るなー!!!!」
「なんだよ!大谷ばっかずりーぞ!
幼馴染みの特権持ってるくせに!!」
そうだそうだ!!とブーイングを浴びる
「僕たち不健全な幼馴染みじゃねーもん!!」
「そんなんどうでもいいから、
おっちたち呼んでこいよ!!」
「はぁ!?なんで!?」
「遊ぶために決まってんだろーがよ!!」
ほらっ!!!と背中を押された俺は
砂でバランスを崩し転んだ
「痛っっおめーらっ!!」
怒ろうとしたら、男子たちの顔が輝いていた
"うおーきた、、きた!!"
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