貴方と一緒にに【中村悠一】 (ページ24)

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ホーム 72 雨の予感ページ24

アフレコがおわり
次の現場に行こうと外に出た

「なんか、雨降りそう。
でも天気予報では、曇りだった気がするんだけどなぁ」

空を見上げると
後ろから中村が頭に手を乗せてきた

中「ちょっと邪魔なんですけどぉ」

「避けて出ればいいじゃないですか。
玄関広いんだからさ」

中「俺はここを通りたいんだよ」

「は？何様ですか？あーそうでしたね中村様でしたね」

中「お前はその中村様の奥さんですよ？」

みんないいですか？
結婚したって喧嘩はするんです

克「そうカッカしないのA。
中村くんはかまって欲しいんだよ」

中「違いますけど」

「なるほどね、最近子供たちばっかり
構ってたから拗ねちゃったのかなぁ
悠一くんはまだおこちゃまですねぇ、
よちよち♪」

中「拗ねてませんけど！てか、やめろ」

克「まぁ夫婦喧嘩は双子がいて
家では出来んから、外で存分にやってくれ。
それより、飯食ってから行かん？
次も一緒だよね？」

「こにたん何食べる？」

中「おいこら無視すんなよ！！」

睨み合いながら
Aと中村が同時に屋根の外に
1歩出ると、どしゃぶりの雨が降ってきた

克「wwちょwwwwマwジwかwwwwww」

静かに1歩下がり固まる2人

「まじか…」

中「……最悪」

風が濡れた肌には寒すぎる

腕を摩っていると、
ふわっと何かが私を包んだ。

中「これ濡れてないから」

中村がカバンに閉まっていた上着をAに
かけてあげたのだ

「いいの？悠一さん寒くない？」

中「俺は大丈夫だから、気にすんな」

ありがとう、とお礼を言うと
少し照れていた。

克「ふたりとも俺ん家くる？
ここから近いしお風呂で身体温めなよ」

中「え、いいんですか？」

克「ええよええよ〜」

中「すんません、ありがとうございます」

私たちはタクシーを拾って
こにたんの家に向かった

克「少し待っててねぇ、すぐお湯ためるから。そだ服脱いじゃって、乾燥機入れるから」

こにたんはそういうと自分の服を持ってきて
貸してくれた

やっぱ、こにたんの服はぶかぶかですね

中「小西さんグッジョブ」

克「やっぱ男はチラ見せ好きよねぇ」

「ほんと男って………」

克「しょうがないのよ、男はこういう生き物なんだから」

「そういうのは中村悠一で学んだ」

克「なになに？中村くんどんなエチィことしてんのかな？ﾆﾔ」

中「なんもしてませんよ！？」

「私、中村さんに…あんなことやこんなことを……うぅ」