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玄関で３人の到着を待つオリバー
そこに一台のタクシーがやってきた
慌てた様子で駆け寄ってきた翔平を落ち着かせる
オ「落ち着いて、大きな病気が見つかった訳じゃないから」
3人を連れ、彼女の元へ向かう
オ「お2人を呼んだのは、
Aだけの問題じゃなくなってしまったので」
水「それで病気じゃないって？」
オ「まぁこれは俺の口から言うよりは
本人の方がいいと思いまして」
廊下で看護師さんと話すA
「Aっ!!」
「あ、翔へっ！？」((ｷﾞｭｯ
強く抱きしめられ、すごく驚いた
翔平……震えてる………
こんなに心配させていたんだね
私は彼の背中をポンポンと優しく撫でた
「ごめんね？心配させちゃって。
あの、それでさ………これ見てほしいんだけど………」
私は1枚の写真を渡した
さすが大人たち、すぐにそれが何かを理解した
ただ、翔平だけはまだ頭に？を浮かべている
水「翔平、それなんだか分かる？」
そう一平さんが尋ねるが
少しテンパっている翔平には
これがなんなのか理解するには難しかったらしい
「えっと……ごめんね。
見たことあると思うんだけど
何かは思い出せなくて……………A、これって……？」
「……エコー写真……なんだけど……」
「エコー………写真………ぇ、やっぱりどっか悪いの…？」
「あ！違くて、その………赤ちゃん………の……」
長い沈黙
「……あか……ちゃん……………？」
パチパチと瞬きをして
オリバーを見たり、一平さんを見たり、監督を見たり
とにかく驚きを隠せていない様子だった
「ちなみに、5ヶ月……です、あははっ」
「っ！？！？！？」
それを言った瞬間、思いっきり肩を掴まれた
「大丈夫なの！？身体辛いでしょ！？
座ろ！立たなくていいよ！！！」
お言葉に甘えて座らせてもらったけど
私はそれよりも翔平が1ミリも疑わなかったことに驚いた
「………疑わないの？」
彼は一瞬、目を丸くした
でもすぐに優しい瞳で見つめられる
「ばーか。疑うわけねーじゃん」
「でもっ「でもじゃなーい。俺、信じてるから」……翔平…」
ありがとう。と伝えたくて私はギュッと抱きしめた
「ん？………あれ……待って、その状態で野球してたんだよね？」
「うん、そうなるね？」
彼女があまりにも
軽く言うもんだから翔平たちがポカンと口を開けた
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