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全部受け止めるから………隠すなよ
そう、翔平に言われた
やっぱ、隠し事するのは難しいよ、すぐバレちゃう
でも、今の今まで聞いてこなかったのは
彼が優しいからだよね
今大会への思い
これはほんの一部の人にしか話していないこと
本当なら話すべきなのかもしれない
でも、まだ彼には言えない
話してはいけないんだ、終わるまでは
だって
そのことを片隅に入れて野球をしてほしくないから
_
__
____
次の日、オリバーと共に病院に行った
医「検査をしたところ、
病気の件に関しては貧血といったところですね」
そう言われ、一安心した
「ほら言ったじゃん、大丈夫だって!」
オ「お前の言葉を信用してない訳じゃねー。
書面での診断結果が必要なんだよ、皆が安心するために」
「(๑˘・з・˘)ふーん」
よーし、これで安心して試合に集中出来る!
医「それと…………これなんですが」
スッ…と1枚の紙を出して、それを2人で覗いた
医「お話を聞きまして万が一のために
こちらも検査の項目に入れていたんですが」
私も、あのオリバーでさえ言葉が出なかった
…………驚きすぎてさ
だってありえないことだもん………
間違い………………だよね?
______
___
_
病院にいるオリバーから栗山監督に1本の電話
内容は
今すぐ来てください。
この結果は監督と大谷くんも居ないとダメです。
こちらではなんとも出来ません。
というもの
栗山は急いで大谷の元へ向かった
栗「翔平っ」
「どうしたんすか、血相変えて?」
栗「あれ、Aちゃんかオリバーくんから連絡入ってないか?」
「え、入ってないですけど……ぁ、今来ました。
ぇ?……来て欲しいって書かれてる、なんかあったんだ…」
いつも他人に焦った表情を見せない男が
そういう顔を表に出すのは
野球と彼女に関しての時だけ
栗「一平、タクシー呼べるかな?急ぎで」
水「わかりました!
翔平、大丈夫だよ、だってAちゃんなんだから」
「ぇ、あ、うん……」
(受け止めるって言ったけど、
こんなに焦ってるってことは
まだ覚悟は出来てないんだな、俺)
栗「一平の言う通り、しっかりしなさい。
………しかし、どこも不調なんて言ってなかったんだが、
翔平、何か聞いていたか?」
「いや、何も。
ただなんか隠してるのはわかってたんですけど…」
→304← ページ6
そう、翔平に言われた
やっぱ、隠し事するのは難しいよ、すぐバレちゃう
でも、今の今まで聞いてこなかったのは
彼が優しいからだよね
今大会への思い
これはほんの一部の人にしか話していないこと
本当なら話すべきなのかもしれない
でも、まだ彼には言えない
話してはいけないんだ、終わるまでは
だって
そのことを片隅に入れて野球をしてほしくないから
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次の日、オリバーと共に病院に行った
医「検査をしたところ、
病気の件に関しては貧血といったところですね」
そう言われ、一安心した
「ほら言ったじゃん、大丈夫だって!」
オ「お前の言葉を信用してない訳じゃねー。
書面での診断結果が必要なんだよ、皆が安心するために」
「(๑˘・з・˘)ふーん」
よーし、これで安心して試合に集中出来る!
医「それと…………これなんですが」
スッ…と1枚の紙を出して、それを2人で覗いた
医「お話を聞きまして万が一のために
こちらも検査の項目に入れていたんですが」
私も、あのオリバーでさえ言葉が出なかった
…………驚きすぎてさ
だってありえないことだもん………
間違い………………だよね?
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病院にいるオリバーから栗山監督に1本の電話
内容は
今すぐ来てください。
この結果は監督と大谷くんも居ないとダメです。
こちらではなんとも出来ません。
というもの
栗山は急いで大谷の元へ向かった
栗「翔平っ」
「どうしたんすか、血相変えて?」
栗「あれ、Aちゃんかオリバーくんから連絡入ってないか?」
「え、入ってないですけど……ぁ、今来ました。
ぇ?……来て欲しいって書かれてる、なんかあったんだ…」
いつも他人に焦った表情を見せない男が
そういう顔を表に出すのは
野球と彼女に関しての時だけ
栗「一平、タクシー呼べるかな?急ぎで」
水「わかりました!
翔平、大丈夫だよ、だってAちゃんなんだから」
「ぇ、あ、うん……」
(受け止めるって言ったけど、
こんなに焦ってるってことは
まだ覚悟は出来てないんだな、俺)
栗「一平の言う通り、しっかりしなさい。
………しかし、どこも不調なんて言ってなかったんだが、
翔平、何か聞いていたか?」
「いや、何も。
ただなんか隠してるのはわかってたんですけど…」
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