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見事イタリアに勝利した私たちは
夜中のうちに日本を発つ
この国にいれるのもあと少し
母国のはずなのになんだかとっても寂しい
いつでも帰って来れるけど
日本でのあの歓声を浴びることはもうないのだから
飛行機に乗り込み、私は中央の席に着いた
隣はもちろん翔平
「へへ、隣だね〜☺️」
すっっっごく嬉しそうなんだけど、しっぽ見えるなぁ
宮「やったぁ〜!Aさん後ろだ〜!!」
子犬さん(宮城)も喜んでるわ(´艸`)
「あら、宮城くんが前なんだね〜。
んじゃいっぱいイタズラしちゃおうかな(`ᗜ´)ニヒヒヒ」
宮「やめてくださいよ〜
そんなことしたらやり返しますからね〜(´-ω-`)」
そんな会話をしていたのに離陸してすぐに寝てしまった
(( ˘ω˘ )スヤァ…)
「寝てるね〜」
宮「寝てますね〜」
「イタズラするって言ってたのにね(笑)
僕が代わりにしてあげようか?」
宮「いやいやご冗談を〜( ̄▽ ̄;)」
「時差も考えずに寝ちゃうなんてね〜、ほんと珍しい。
最近、Aらしくない所たくさん見るんだよね」
宮「いつものAさんがどんなか分からないですけど
楽しそうに野球してるのは変わらないのでは?
キャンプの時なんていつもニコニコして可愛かったっすもん」
「可愛いなんて本人に言ったら照れまくるなw
好きなことしてる時のAは
宮城くんが感じたまんまだから
それが周りに連鎖していくんだよ。
ずっと一緒にやりたいってマジで思う」
宮「僕ももっと一緒にやりたいっす!」
「僕とは〜??」
宮「もちろん大たに「ん??」…翔平ともやりたいです!」
「ひひっよろしい( ー̀֊ー́ )︎︎︎︎」
皆が寝静まった頃、私一人、考えていた
このチームと一緒に試合できるのは多くてあと2試合
今回のメンバーは最高のチームだ
これに関しては嘘なんてつかない
感じるもの、背負うもの、この大会への思い
それはみんなそれぞれ違うかもしれない
でも、目指すのはひとつ
" 世界一奪還 "
ここまできて
負けて帰るなんてそんなこと出来ない
自分のため
未来のために
全力で戦うだけだ
もしかしたら暗い未来が待っているかもしれない
でも、一筋の光が必ず導いてくれる
それが大きな背中に託された重圧
世界の大谷
………彼も感じているだろう
そんな彼を支えるためにここまでやってきたのに
私の身に一体、何が起きているのだろう___
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