コンタクトケース【青】 (ページ4)

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鴨「その依頼側の映画がかなり制作費かけた超大作で絶対にヒットさせたい！プラス、新人俳優も大手事務所が目にかけてる子だから絶対に売りたい！、、、ということで制作会社と芸能事務所折半で1億！どう？美味しい案件でしょ？」

「まぁ、、、でもこんな話、キャストの子にすればいいじゃないですか？」

鴨「だーかーら！今してるじゃない？」

「？？？」

鴨「我が社の天才女優ことAちゃんに！！」

「は！？え、いや、無理ですって！都築悠助の件以来、私一度もやってないし、もう裏方に行くって言いましたよね！？」

鴨「そうね、、あの時は直後だから身バレしないためにも地方で裏方の仕事させたけどさぁ〜もう2年経ったし？ね？」

「いやお断りします！！」

鴨「お願い〜〜Aちゃんしかいないのよ〜」

「無理です！帰ります！」

鴨「えーー、Aちゃんに適任なのよー！本当におね、、え、本当に帰っちゃうの！？ねぇ、！」

「失礼します！！」

帰ろうと扉を掴んだ瞬間
反対の手がすごい力で握られた

鴨「、、、、Aちゃんこの仕事早くやめたいんじゃなかった？」

そこには先ほどの陽気な感じと違う鋭い目をした鴨山さんが立っていた

鴨「この仕事の報酬は一億。主演を務めれば3000万は確定でAちゃんのもの。借金も全額返済できるし、弟くんを大学まで面倒見れるんじゃない？」

「、、、、」

鴨「それでも本当にやらないの？」

「それは、、、いや、、でも、、」

鴨「よし！主演決定ね！よかったー！」

鴨「じゃあ来週までに他のキャスト集めて台本も作っておくわね！詳細はその日にするから今日は帰っていいわよ？お疲れ様！またねー！」

「お、、お疲れ様です、、、」

もう2度と人の人生を奪うような仕事をしないと誓っていたのに

お金に乗せられて承諾してしまったことを後悔してももう遅い、、

「でも、もう本当にこの仕事もこれで最後にしよう、、」