コンタクトケース【青】 (ページ12)

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「ていうか、正門さんって関西出身なんですか？」

不意の可愛らしいと言う言葉に照れそうになり
急いで話を変える

正「そうですよ、？なまってます？」

「はい、すごい関西弁でてるから(笑)」

正「僕、仕事の都合上大阪と東京を行き来してるんです。だから実はここは、東京にいる時に寝泊まりするだけの家。本当の家は大阪なんです、だからなかなか関西弁抜けんくて、(笑)」

「えーそうなんですか、。結構忙しそうですね、、」

正「そう結構忙しいんすよ、、」

またたわいもない話をしているとあっという間に自分たちの階に戻ってきてしまった。

正「お、もう着いた。早いなぁ〜」

「早く感じますね」

正「いつもゴミ捨てめんどくさくてすごい長く感じるけど、今日はなんか楽しかったです！」

「こちらこそです、！私も楽しかったし、何よりご近所に話せる人ができてすごく嬉しいです。」

正「ほんまそうやな〜」

正門さんの家の前になり
「じゃあまた！」と軽く会釈をし別れようとすると

正「、、、まって」
昨日と同じように声をかけられる。

正「、シラサカさんのこと全然知らんくて、俺タメ語使ったりしてたから、、あの、、失礼じゃなければ、、いくつなんかなって、、」

「ふふ(笑)全然大丈夫です、そんな怖がらないでください、(笑)私、25歳です！」

正「えー、そうなんか！俺の一つ年下なんやな、シラサカさん若く見えるなぁ(笑)」

「正門さんやっぱり少しバカにしてますよね？(笑)」

正「えぇ〜してへんよぉ〜(笑)」

正「ありがとう教えてくれて。シラサカさん仕事頑張ってな？」

「ありがとうございます！正門さんも、！」

正門さんは優しくてこんな私にもよく話しかけてくれるし、面倒見が良さそう。でもどこか抜けててふわふわしてる雰囲気がある。

少し距離が縮まったことに喜んでいると
「観察してたわよ〜2人でずっと話しながらゴミ出ししてたじゃない？いい感じねぇ〜。2人のロマンスを見るのが楽しみだわ！」と鴨山さんからメールが来ていた。

正門さんの笑顔を思い出して胸が少しだけ苦しくなった。