コンタクトケース【青】 (ページ11)

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朝5:00

携帯の着信音で目が覚める。

「んーー？誰、、こんな時間に、、」

「、、もしもし」

春「あ！おきた！おはよー！スミレーーー！」
こんな朝っぱらから元気に挨拶するなんて、、

「、、ん？なに、？」

春「朝から悪いんだけど、今日は正門さん撮影で6:00にマネージャーの迎えがくるらしい。から同じタイミングで一緒にゴミ捨て行っちゃおう！だから起きろ!って電話です。」

「、、、まじか」

春「まだ流石に正門さん寝てると思うから、準備して。」

「はーい」

シンプルな寝巻きにまだ肌寒い季節だから
オーバーサイズのカーディガンを羽織る

顔はすっぴんがよく見える程度に整えて

トオルからの「正門さん出てきた」
と言うメッセージで私も家を出る

エレベーターホールで隣に並ぶと

正「あ、おはようございます、、えっとシラサカさん！」

私が挨拶するよりも早く挨拶をしてくれた。
昨日より警戒されてない気がする。

「おはようございます、、えっと、、、」

正「あ、正門です(笑)僕の名前覚えにくいですよね、？」

「ごめんなさい、正門さん！昨日4人挨拶したからごっちゃになっちゃって、、」

正「全然ええですよぉ〜」

「今日正門さんも早いんですね、！お仕事ですか？」

正「あーー。そうです。お仕事。今日はちょっと遠いところでお仕事なんで、、シラサカさんも？」

「そうです、。朝から大変ですよね、」

正「大変ですよねぇ、朝早いの」

くだらない世間話をしながら１回のゴミ捨て場にゴミを捨てる。
なんか思ったよりも、優しい人だな、、

なんて思っていたら正門さんが
急に私の捨てようとしていたゴミ袋を見て笑った

正「ふふ(笑)」

「、、どうかしましたか？」

正「いや、昨日くれた引越しの挨拶の手土産。めちゃめちゃ豪華やったから、絶対色々迷ったんやろうなって思って(笑)ゴミ袋に入った大量のお菓子の箱を見たら思わず笑っちゃいました(笑)」

昨日そういえば緊張しすぎて、ちゃんと中身を確認せずにカードだけ入れて渡してしまった。

「え、やばかったですか、、？」

正「いややばくはないねんけど、、なんか、会ったばっかりやけど迷って全部買ってる姿がめっちゃ想像できて(笑)シラサカさん、ちょっと抜けてるって周りから言われないですか？」

「たまに言われますけど、、」

正「ふは(笑)やっぱりそうなんや！」

「バカにしてますか？(笑)」

正「いやいや！ちゃいますよ、ただ可愛らしいなーって思って(笑)」