赤い糸君へ kei.I (ページ1)

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出会いとはページ1

はぁ。。緊張する。。

私薮Aは、やっと高校に入学でございます。

お兄ちゃんの通う高校へ受験し無事合格

行きたい理由は光くんが居るから。

私のずっと好きな人なの。

お兄ちゃんになんてもちろん言ってないけどね笑

高校生になるから可愛らしくしようと思って

初めて買った薄いピンクのリップ。

付けるだけで心が踊る。

宏太「おい！！早く！！時間ねえよ！！」

「あ！ごめん！お兄ちゃん今行く！！」

今日は入学式だから家族みんなで家を出た。

宏太「それにしてもお前制服似合うよね。可愛い」

「え。どこが！？」

お兄ちゃんは見ての通り俗に言うシスコン！

私のことが大好きらしい。。

まぁ別に嫌ではないけど…ね？

家を出て駅までの道を歩く。

外はもう春らしくて花粉症の私は鼻がムズムズする

？「はい。皆さんこんにちはそしてご入学おめでとうございます。担任の髙木でーす。」

無事式が終わり教室へ戻る

ほんとに教師？みたいな少しチャラめな先生が

私たちの前に現れる。

皆の親はもちろん皆もざわざわしてる。

髙「あ、さぁせん笑俺見た目悪いっすよね笑」

笑顔を振り撒きなんとなくいい雰囲気で溢れる

髙木「あ、で…きゃァァァァ！」

先生の首元に虫がくっつきそれに驚く先生

不安は吹き飛び笑顔で過ごせる。なんて思った。

私はやぶって苗字だから

窓側の後ろから２番目の席。日差しが心地よくて

寝てしまいそうだった。

？「ねーねー、ここの席ラッキーだね(小声」

後ろの席の子が話しかけてきた。

「ね、ねっ！！私もラッキーだと思う！」

突然話し掛けられた驚きで大声を出してしまう

髙木「ん…？薮？？笑もしかして宏太の妹！？」

「そ、そうです…」

髙木先生は目をまんまるにして

髙木「うぉー…宏太に似てて可愛いなぁ…」

とまじまじと私を見る。

髙木「あ、でね…」

？「えへへ。ごめんね笑私は吉野真奈(まな)よろしく！」

「よっ、よろしく！私薮Aです。」

友達ができてほっとしたのも束の間

そこから約10分後。

パタパタパタパタ

廊下が騒がしかった。席から立てないから

なんだろ程度だった。けど。

？「え、薮の妹どこ！？」

これが貴方との出会い。