メモリーファインド

4.蛇の友達 ページ5

アクア国へは船で行く。
遠い国だとブラックさんの力を使い行くのだがアクア国は僕らの国からそう遠くではないからだ。早ければ3〜4時間で着く。

「テトー!早く船に乗らねぇとおいてくぞ！」

「ちょっと待ってよ〜!!」

ルキはかなり楽しそうにしている。まぁ久しぶりの船旅だからかな…。

メモリーファインドの証である青いローブと大抵の道具などを持ち船へと行こうとした時アリス様に呼び止められた。

「テト、ルキ…」


「…無事を祈っているわ。」

「「はい!」」
アリス様は微笑み行ってらっしゃいと見送りを最後までしてくれた。


「…そういえば…もう一人の人…っていなかったよね。」

「あ、そういえば…」

そして僕とルキは同時に一部分だけモコッとしているものを見る。


開ける？

開けよう。

そしてルキが布?らしきものを取る。そしてモコッとしていた物が分かったのだった。

「…あ…アク…!?」

「……Zzzz」
どうやら寝ているらしい…だが僕の声で「ん…」と声を漏らす。

「……?…テト…?」

「アク久しぶり!」
僕はアクの手を取り思いっきり振る。

「もう一人ってアクの事だったんだな。」
ルキがなるほど…と言いながらアクをみる。

「そういえば!蛇さん元気?」

「うん。元気…!何匹か持ってきた」

「そんな物騒なもん持ってくんなよ!?」

僕はアクが持ってきたカゴから蛇を一匹とりだしじゃれあう。
僕は動物が好きなんだ!

「よ…よくそんなの触れるな…」

「え?可愛いじゃん…!」
ルキが少し引きずった顔でこっちを見てくる。ルキは動物が苦手らしい。一番嫌いなのが猫らしい。
こんな可愛い瞳をしているのに何故…

5.アクア国に着くまで→←3.恩人

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す