37.温かさ ページ39
「初めまして。私はアリス。あなたの名前を聞かせてくれる?」
アリスと名乗った少女は僕に優しく微笑んで僕に尋ねてきました。
「ぼ、僕は……ルキ…だと思います。」
「だと思う?」
何故だろう…何も思い出せない…。僕の名前は分かるのに他のことはわからない…怖い。
「何も分からないんです。あの、僕…何も思い出せなくて…」
僕が少し涙目になって言うとアリスさんは杖を持ち立ち上がり僕のところまで来てくれ、僕の頭を撫でてくれました。アリスさんの小さな手はまるで母の様に温かく優しいものでした。
僕は思わず泣いてしまいました。
「大丈夫よ。記憶がなくても貴方はここにいるのだから、そんなに泣かなくていいのよ。」
アリスさんの優しい声で僕はまた泣いてしまいました。
僕が泣きんだ後、アリスさんは「メモリーファインドに入らないか」と聞いてきました。僕はメモリーファインドが一体何をするものなのかわからなかったけど力になりたいと思い入ることを決心しました。
そして僕はメモリーファインドに入ったのです。
ーーーー
「あ、あの…レイナさん。こんな綺麗な服は僕には…」
「まーた僕には似合わないとか言う気でしょ!言わせないわよ〜!ルキも無事契約者になれたんだからもっとちゃんとした服着ないと!いつもの白シャツにズボンじゃ外に出た時恥ずかしくなるわよ!」
レイナさんが僕に着せようとしてくるのは黒色がメインのジャケットの下にベストも着る、オシャレな人が着そうな服でした。ズボンはハーフパンツでした。
こんなオシャレなものは僕には似合わないのに…
「あ、あの…なんで僕に着せようとするんですか?」
僕が質問すると不思議そうな目をしながらレイナさんは答えてくれました。
「さっきも言ったとおり貴方が契約者になったからそのお祝いとしてよ。モンスターを持って戦うって事はつまり、死に近づく事でもあるのよ。だからせめてしぬ時は綺麗な服を着てしにたいと思って。」
レイナさんは真面目そうな瞳をしながら話してくれました。
「多分貴方はこれを着ることが多くなると思うわ。まぁ他にも新しいのは作ってあげるけど。貴方が持つことになったユニコーンはかなり力が強いの。少しでも間違えたら精神をズタズタにされることもあるかもしれない。大人にはなれるけどある程度成長したらもう体は成長しなくなる。そうなってるのよ。」
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リケル(プロフ) - なっか(˙˘˙?さん» ありがとうございます^ ^自分の方が絶対文才ないですよ!もっと上手く表現などをしたいものです笑 (2015年10月21日 1時) (レス) id: 4787ac918f (このIDを非表示/違反報告)
なっか(˙˘˙?(プロフ) - 見にきましたよ〜!私とは比べようのない文才ですよね!尊敬〜!!お気に入り登録しました☆ (2015年10月20日 22時) (レス) id: b4b75ea564 (このIDを非表示/違反報告)
リケル(プロフ) - なっかさん» こんばんは!見に来てくれたのですか!ありがとうございます! (2015年10月17日 23時) (レス) id: 4787ac918f (このIDを非表示/違反報告)
なっか - ポケランのなっかです♪ (2015年10月17日 23時) (レス) id: 2a8efd51d7 (このIDを非表示/違反報告)
リケル(プロフ) - 夏星さん» ありがとうございます!!作者もキャラ達も頑張って行くのでぜひ応援してくださいね♪ (2015年6月7日 21時) (レス) id: 4787ac918f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リケル | 作成日時:2015年2月24日 19時