◆緊急事態◆ ページ14
頭の中で思い浮かんだ言葉は俺の嫌いな煙草の煙のようにふわふわと薄れ消えていく。
｢ゾムが寝起き悪いなんて初めてやな
それにしてもこの後の訓練めっちゃダルいわ
あいつらめっちゃ偉そうやん！絶対俺らの方が強いのにさぁ｣
まだ意識がハッキリしていない俺にガンガン喋りかけてくるこの男はシャオロンだ。
適当に返事をして右から左に流していると
｢緊急事態！直ちに配置に付くように！我々国がこの城に攻めてきました｣
突然の大きな音に俺とシャオロンは肩を揺らした。
そして俺たちは急いで配置に付く。
それにしても最近大きくなってきて色々な国から目の敵にされている我々国がどうして宣戦布告もせずに俺らの国を攻めてきたんやろ…
｢シャオロン｣
俺はシャオロンに小さく声をかける
｢おう、わかっとる｣
どうやら彼もわかっているみたいだ
ナイフを腰から素早く抜き天井に付いてるダクトに目掛けて突き立てる。
しばらく掃除していなかったためホコリが舞立つ。
｢｢そこにおんのやろ？｣｣
声がぴったり重なった
｢いやぁ〜やっぱり見込んだとおりやな！
俺の目に狂いはなかった！！｣
そこには金髪で水色の目のいかにもヤンキーな男がいた。
｢は？見込んだって？何言うとん…｣
シャオロンは距離を取りつつナイフを構え金髪の男に質問を投げかける。
｢俺か！俺は我々国幹部特攻隊隊長コネシマや！今日はお前らを勧誘しにここまで出向いて来てん｣
大きな声で元気よく自己紹介とここに来た目的を素直に話すコネシマ。
は？我々国の幹部…？
はえー初手からラスボスにあった気分やわぁしかも勧誘とは…信じる気が全く起きひんわ
｢そんなん信じるかいｯな！｣
言葉を放つと同時に距離を詰め一気に畳み掛けるがあっさり躱される。
一旦下がってまた距離を詰める、今度は左右に動いて撹乱してから後ろに周り首筋を掻っ切る、が失敗に終わる。
｢そんなんじゃ当たるもんも当たらんで！｣
俺たちを煽るように手をパーにしてヒラヒラしてみせるコネシマ。
｢それを狙っていたんや！｣
そう叫んだ瞬間コネシマの後ろに回り込んだシャオロンがコネシマにナイフを振り上げる。
それもあっさり避け
｢あｯはははは｣
突然笑いだしたコネシマに俺たちは動揺する
｢やっぱお前らええな！
新人やとは思えん連携やわ！！｣
急に人とは思えない速さで距離を詰められる、急いでコネシマの剣をナイフではじき返すがあまりの力の強さに俺は反動でナイフを落とした。
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らいむ。 - 終わりですか！？面白かったからいいかぁ... (2月18日 15時) (
レス) @page20 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - まっておわり？ (8月2日 3時) (レス) @page20 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
光 - 終わり!?でも、面白かったです (2023年4月15日 8時) (レス) @page20 id: 6a74bcc34d (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 続き、何時まででも気長に待ってますから、更新したくなったら更新してくださいな。飛んできます。これだけ色んな種族を見つけたんですもん、絶対良い作品になると思いますよ。楽しみにしてます！ (2021年7月8日 8時) (レス) id: 9dbbda50e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - えぇええええええええええええええ!!!!!!!!!!つっ続き、、、、は？ アァァァァァァァ気になるぅ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2021年6月19日 15時) (レス) id: 03e2260a7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白亜 | 作成日時：2019年9月3日 19時
