ウチの黒と白の兄貴達の話 (ページ2)

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チート兄貴達がやって来た月曜日② ページ2

あの手紙によると白無常と黒無常は私の兄と言うとこで記憶が改竄されているらしい。だが、少し疑う気持ちもあったため黒白無常を部屋に置いて家を探索する事にした。

＿＿まずは…台所。お母さんに聞いてみようかな。
そう思った私は台所に向かった。
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台所に着くとそこには確かに私、父、母の3つの食事に加えて2人分の食事が用意されていた。

「お母さーん、私達って何人家族だっけー？」

我ながら馬鹿な質問だと思ったが尋ねると、母は呆れたようにこう答えた。

「…はぁ？あんた何言ってんの？ウチは父さんと、母さんと、兄さん2人と、あんたと、あんたの妹の6人家族でしょ？」

＿＿すごい…ほんとに改竄されてる。

「だ、だよね～変な事聞いてごめん！！」

「全く…そろそろご飯出来るから、白ちゃんと黒ちゃん呼んできて。」

「はーい」
(白ちゃんてw黒ちゃんてw)

笑いを堪えながら白無常と黒無常に記憶は完全に改竄されている事を伝えると

「そうですか…それは良かったです。ではしばらくの間よろしくお願いします。」

「俺らこのちんちくりんの兄さんって事か？面倒くさ…おい、お前名前は？仮にも兄妹なら名前くらい知っておきたいからな。」

「それもそうですね…お名前を伺ってよろしいでしょうか？私達は、もうご存知かも知れませんが白無常こと謝必安と、」

「…黒無常の范無咎だ」

「あ、私はAです。えと…こちらこそこれからよろしくお願いします！！」

「いえいえ、仮にも兄妹なのですから敬語は使わなくて結構ですよ？」

こうして、私と白黒無常の１週間が始まった。