出会い ．2 ページ2
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遡る事半年前 ＿＿ 。
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青々とした葉 。
綺麗な赤い実 。
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あれは 、確か千両の木だったっけ 。
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私は通学路に立ってる木を見つめ、
ふと思う 。
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私は 、 東京の方でも田舎の方に住んでいる 。
今日から 、女子高校生になる 。
いわゆる “ JK ” ってやつ 。
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私がこれから通う高校は 、緑に囲まれてる 。
生徒は女の子ばっか 。
それを悪い事とは思わない 。
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男の子なんて居ても 、
特にメリットはない 。
むしろデメリットの方が私は多い気がする 。
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なんて言ってる私だが 、
実は、男の子の幼馴染がいる 。
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｢ ねぇ。 ｣
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後ろから誰かが何か言ってる 。
どうせ私には関係ないし、振り向かなくてもいっか 。
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｢ ねぇ！そこの君！ ｣
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さっきの声の主が、私の肩を後ろから叩く 。
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私は恐る恐る振り向くと、知らない男の人が
立ってた 。
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｢ これ。 ｣
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その人が持ってなのは、私の猫柄のハンカチ 。
どうやら、ポケットから落ちたみたい 。
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『 有難う御座います。 』
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お礼を言って、私はそのキーホルダーを貰い
走った 。
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｢ 変な子。 ｣
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続く
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作者名：___ 春 __ ?? | 作成日時：2017年4月19日 20時
