路地裏にいた子供たち【wrwrd!】

17人目 ページ19

『勿論、匿うつもりでいたよ』


少し身震いをしながら話す


それは良かったとグルッペン君はいう。


最初拒否権はないと言われた時なんやこいつと思ったが


誘拐犯にされるよりかはまだマシだな


そう思っていた。


そうするとやっぱり皆の名前を聞かなくては、、


と思っていると


人が倒れる音が聞こえた


tn「グルさん！！！！！」


考えていた思考回路を止め音と声が聞こえる方へ目を向けた


先程まで余裕そうな顔をしていたグルッペン君がまた、


顔を青ざめながらトントン君にもたれかかっていた


『熱があがっちゃったのね、』


やっぱり無理をしていたみたいで震えている少年を抱き上げ、先程ペ神が看病していたであろう部屋に連れていく


ゾロゾロと、心配そうな顔をした他の子達も着いてくる。


ピクミンみたいだ()


床に引いてあった布団の上に彼を載せ掛け布団をのせる


冷えピタを貼り、寝たことを確認してから他の子達と一緒にリビングへ戻る


『さて、グルッペン君も寝たし、私の家にいることが決まった事だし、君達の名前を教えて？』


やっぱり黙る子供達


なんでい！私は湯○婆じゃないでい！！


名前撮って千とはなずけんわ！！！


そう思っていても子供達は口を開いてくれないわけで、


『教えてくれないのであれば特徴で呼ばせてもらうからね！！トントン君はさっきグルッペン君がいっていたからそのままトントン君って呼ばせてもらいます！！』


びしっ！っとトントン君を指さす


他の子達にもゆっくり指を移動させながらこう言う


『君は糸目なので糸目君！目が青い君は目青君！』


『フードを被っている君はフード君！明るい金髪の君は金髪君！』


『ニット帽を被っている君はニット帽君！天の紙を下げている君は天君！』


『バッテンマスクをつけている君は「ひとらんらん」へ？』


ht「ひとらんらん……俺の名前」


バッテンマスクをつけた少年はひとらんらんと名乗った


震えながらも威嚇してきた勇気のある子


『ひとらんらんって言うのね、長いからひとらん君って呼んでもいい？』


そう優しく言うとる少年は


ht「別に、、いいよ、呼び捨てでも、、」


許可を出してくれた


何と呼び捨てでもいいと言うのだ


『じゃあお言葉に甘えて、ひとらんよろしくね』


そういうと頭を縦にふる。


なんか可愛いなぁ、、、


そう思っていると次は目青くんが口を開いた

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