路地裏にいた子供たち【wrwrd!】

2人目 ページ4

野良猫かなと思ったが、猫にしては大きいし動いている数が多い、、、


好奇心の強い私は路地裏に行く。


怖い人だったら嫌なので壁からひょっこり〇んのように頭だけだした。


恐る恐る覗いてみると、


幼い子供たちがいた


ひー、ふー、みー、、、


数えられる範囲で8人いた


多くないか、、、、？


子供たちはズタボロの服を着ていた、


それは服と言うのかどうかも分からないほどにズタボロだった。


季節は冬の序盤、それに大粒の雨が降っていた。


とても寒そうに感じた。


怖い人達じゃなさそうなので壁から出て子供達に近付いた


すると子供たちは私に気が付いたみたいだ、


気が付いた瞬間、1箇所に集まって何かを守るような仕草をしていた


子供たちの真ん中に何があるのか覗き込んだらそこには、顔を青ざめぐったりとしていた金髪の少年がいた、


、、、もう一人いたのか、、、。


少し心配になり話しかけてみることにした。


『君たち、、どうしてこんなに路地裏にいるの？真ん中にいる金髪の子めっちゃ苦しそうだけど、、？』


？「…関係ありませんので」


眼鏡をかけた七三分けの少年が帰れと言わんばかりに私を睨みつけてくる。


よくよく見れば他の子達も帰れと、目で訴えていた。


知らな人から話しかけられてもこんなに顔にはならんぞ酷いぜよ


少し悲しい気持ちを抱いた


別に帰ってもいいのだが、ここで普通に帰ったら薄情者ではないかと思った。


心の中の私が批判してきた。


全くその通りだぜ相棒


ズカズカと子供たちの帰れという視線に耐えながら


金髪少年に近づく

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