海と輝くその恋はTwo Season【好きな人がいること】

◇。.5 ページ40

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夏向に体を抱えられたまま、連れてこられたのは夏向の部屋だった。






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｢え…夏向……？｣



夏向｢…どーせ、一人で寝れなくなったんだろ。｣





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ﾄﾞｻｯと下ろされたのはベットの上。






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夏向｢…兄貴は疲れてんだよ。起こすな。｣


｢わ…分かってる…。｣


夏向｢電気消すぞ。｣







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へっ…、待って何この状況。






頭の整理が追いつかないうちに、ﾊﾞﾁｯと消された電気。


するとすぐに夏向がベットに入ってきて…、






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｢待って…！ここで…寝るの？｣


夏向｢…当たり前だろ。誰のベットだと思ってんだよ。｣


｢そうだけど…！｣


夏向｢どうせ部屋に戻って寝不足になるだけだぞ。｣







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さっきとは違う意味でﾊﾞｸﾊﾞｸとうるさくなる心臓。








どうやら彼は全くこの状況に違和感を持っていないようで、


“いいからさっさと寝ろ”


と言って、私の頭を自分の胸に押し付けた。






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こんな状況で寝られるはずない！






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って、思っていたんだけど…、


定期的にﾎﾟﾝﾎﾟﾝ、叩かれる手に安心してしまって、


いつの間に眠りの世界に落ちてしまった。








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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿After






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｢んぅーー…っ、｣


夏向｢っ…ああーー…//｣






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あれから一時間。





すっかり眠りについてしまったA。


それと引換に眠れない様子の夏向。






ｷﾞｭ--…とくっついてくる無自覚の小悪魔の可愛さに悶えていた。





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