海と輝くその恋はTwo Season【好きな人がいること】

◇。.2 ページ37

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｢やっ…、｣






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持っていたクッションを顔に当てて、


なるべく見ないようにしているが、


怖いものは怖い。





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泣きそうになって、


もう、見なきゃいいんだろうけど、






今部屋に戻っても絶対に寝られない。


部屋にたどり着くまでの階段が怖い。


ってかもう全部が怖い。






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最後の砦だったはずの千秋も、


仕事があるとかで10分ほど前に部屋に戻ってしまった。








冬真はテレビに釘付け。




美咲ちゃんは、最近の怒涛の仕事で疲れているのか、


ソファーの上でうとうとと寝ている。




夏向もなんだ眠たそうだ。







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｢きゃっ…ｯ…！｣





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いきなりﾄﾞｯっと現れたお化けに驚いて、


思わず夏向のTシャツをｷﾞｭｯっと掴んでしまった。






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夏向｢…なんだよ、暑いからくっつくな。｣


｢あっ…ごめん……｣







夏向｢俺寝るわ。｣


｢えっ…！｣


美咲「ふわぁ〜…、私も寝よっかなー。」





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ど…どうしよう。皆んながどんどんいなくなってしまう…！








怖いものが大好きな冬真は、相変わらずテレビに釘付け。


私も寝ようかな…、


えっ、でも寝れないきがする。






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夏向｢ま…、頑張れ。｣






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