海と輝くその恋はTwo Season【好きな人がいること】

◇41.ブランコと揺れる思い ページ1

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千秋｢一人でなにしてんのー？｣


｢見れば分かるでしょ。ブランコに乗ってるの。｣






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千秋｢…花火大会のチラシ？｣






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ブランコに乗りながら眺めていたのは、


さっき日村さんに貰った花火のチラシ。





美咲ちゃんも楽しみにしていたみたいだけど…、行くのかな？








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｢行きたいなー…。｣


千秋｢えっ、A行ったことなかったっけ？｣


｢や、初めてここに来た年にみんなで行ったのが最後。｣


千秋｢あぁ…、行ったね。｣







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私がここに引っ越してきた時、


柴崎三兄弟と一緒にみんなで花火大会に行った。







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千秋｢夏向誘っていけばいいじゃん。｣


｢それが出来ないから困ってるんでしょー…。｣








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千秋｢よし、ちょっとついて来て？｣


｢へっ、ちょっと、どこいくの！｣






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そう言って、釣竿持った千秋は、私の手首引いて歩き出した。






えっ、釣り行くの？


私の話聞いてた？






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千秋｢美咲ー！｣


美咲｢ち、千秋さん!?Aちゃんも…！｣







千秋｢夏向ー、美咲借りていい？代わりにこの子あげるから。｣


夏向｢は？｣


千秋｢野菜の串刺しくらいできるもんなー？｣






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あ…、もしかして千秋、気使ってくれてる？





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