2.ずるい! ページ3
「ハクずるい!スウォンと遊ぶなんて」
ヨナに引きづられ、スウォンとハクの所へつれてこられた。
「ヨナ〜、私お昼寝してくる〜」
折角、お昼寝しようと布団ひいたのにー。
「ダメよ!Aも一緒に見るの!あ!」
ヨナの視線の先には________スウォン。
ヨナの眼が輝く。
二人は弓の練習をしているようだった。
馬を走らせながら弓矢を打つ姿は、すごく様になっていた。
ハクは、一ミリもずらさずに真ん中に命中。
「わぁ〜、二人ともかっこいいね!それに弓って憧れるなぁ。ヨナはどうおも___」
「わあぁ…………」
……完全に恋する乙女だ……………
「ねぇ、スウォンのとこいこっ!」
「私はい_____」
「レッツゴー!!」
うぅ………
___________________
「A!久しぶりですね!」
「そういえば二人、まだ会ってなかったわね」
「そうだね。久しぶり」
すっかり忘れていた。
「せっかくですし馬、乗ってみますか?」
「うぇ!?私は無理だよ!」
私はかなりの運動音痴だ。
いくらスウォンが支えてくれても落ちる気がする。
「大丈夫ですよ。二人で支えますし」
そういって、手を差しのべるスウォン。
「ヨナをのせてあげてよ!ね、ヨナ」
「私……乗ってみたいわ!」
「ほら!ヨナのことお願いね!」
スウォンは、一瞬暗い顔をしてまた笑顔にもどった。
「頑張ってね、ヨナ!」
こそっとヨナに耳打ちした。
頑張ってというのは、馬のこともあるけど
スウォンのことも含まれている。
それに気づいたヨナは
「うん!ありがとう!」
と、頬を赤らめながら笑った。
ヨナを見送り______
「では、私は居眠りに戻ろうっと!?」
体が一瞬フワッと浮いた。
何事!?
「では、我々もいこうか」
「へ!?むりむり!恐い!」
なんて言っている内に馬の上に体を置かれた。
「だから無理だよ!」
「ほれ、行きますよー」
私の声を全て無視し、馬を走らせるハク。
こわい、こわい、こわい、こわい。
「ねぇ、こわい____」
「なんでですか?」
「え?」
「さっき、スウォン……スウォン様明らかに、あんたと馬に乗りたがっていたじゃないですか」
無表情のまま、真剣な顔をして聞いてくるハク
私は思っていることを素直にいってみた。
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寝夢@ノーアル団AHN(プロフ) - オリフラ外した方がいいですよ〜 (2017年10月16日 2時) (レス) id: 671ce60c1e (このIDを非表示/違反報告)
白玉団子(プロフ) - オリフラ外した方がいいですよん(;´・ω・) (2017年4月6日 18時) (レス) id: 3a203ecb27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななか | 作成日時:2016年7月2日 21時