ストーカーお嬢様【赤葦京治】 (ページ5)

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03:赤葦様のお姿ページ5

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「私、最近恋をしておりますの…」

「恋って…あの恋ですの?!」

鹿ノ子女学園は箱入りのお嬢様ばかりが在籍しているミッション系の学園です。私は小等部からですが、幼等部もございますわ。

幼い頃から通っている人達ほど男性に対する憧れが強い者もいれば、恐怖心を抱く者もおります。

私は前者かもしれませんね。

「どんな方ですの？」

「お隣の梟谷学園のバレー部の方ですわ…」

頬に手を添えながら赤葦様のことを思い出すと、とても幸せな気持ちです…。

でも何かしら、とても感謝しているし大好きですのに、お父様とお母様のようになりたいとはあまり感じません…。

これは本当に恋なのかしら…。

「どんなお姿をしていらっしゃるの？」

「えっ？あっ、背がとても高くていらっしゃるの。180cm以上はございますわ！それに少しくせっ毛でふわふわした髪型ですの。目元が少し眠そう何ですけれどキリッとしていらして…とても素敵な方ですわ!!」

考え事をしていたら友人からの質問にどもってしまいました。

…もう考えるのはやめましょう。これは恋なのです。私は赤葦様が好きなのですから、これはれっきとした恋ですわ。

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