第3話 ページ3
『もう一度言って。聞こえなかった。』
鴉「鬼ヲ連レタ隊士ガイル。ソイツノ裁判ダ」
どうやら、聞き間違えでは無かったらしい。
『……裁判?何を争うの。迷わず死罪でしょ』
鴉「水柱モ加担シテイタト聞イテイル」
『あの空気の読めない水柱が?
……きっと師範も皆も怒ってるに違いない。』
そんなんだから嫌われるのよ。
『胡蝶さん』
胡蝶「あら、Aさんお久しぶりですね」
『お久しぶりです。困った隊士もいますね』
胡蝶さんは困ったように笑っていた。
段々と他の柱の方も集まってきた。
『あ、師範』
伊黒「お前はいつになったら呼び方を改めるのだ。だいたいいつもいつもお前の評判が独り歩きしているぞ。たまにはほかの隊士にも……」
『師範だって優しくないですよね。私知ってますよ』
隠が邸へと入ってきた。
背中に背負われているのが恐らく、裁判の子だ。
『炭治郎、?』
胡蝶「お知り合い、ですか?」
『彼は、竈門炭治郎、ですか』
伊黒「どうしたんだA」
胡蝶「彼は竈門炭治郎君です。鬼を庇っていた張本人。」
鬼を庇っていた。
あの優しい炭治郎が。
目を開けた炭治郎と、口論をする柱。
内容が全く入ってこない。
炭治郎は、誰を庇っているの?
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作者名:ナタデココ | 作成日時:2023年7月3日 22時