Episode.8 ページ8
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UN「あ！A！！」
約束の日、待ち合わせに迎えば一足先に到着していたウナが手を振っていた。
「久しぶり、相変わらずオシャレだねぇ。」
UN「まあね♪ファッション雑誌の出版社で働いてるだけ、より磨きがかかったでしょ？」
「自画自賛。」
UN「もう冷たい！！」
お互い相変わらずのテンションでの会話。
何年経ってもこの立場は変わらないんだろうな。
UN「とりあえずよく行ってたカフェ行かない？」
「いいよー。」
昔制服で歩いていたこの道も、同じ立ち位置で少し伸びた背丈で歩くと、なんか新鮮な気持ちがする。
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UN「えー！あの子婚約したの？」
「うん、この間結婚式の招待状届いたんだ。」
UN「２０歳でもう結婚か………いいなぁ憧れる〜。」
「あれ、ウナ彼氏は？」
UN「全くもって進展無し。未だにカップル気分なんだよね、そろそろ冷め期突入しちゃうよ。」
「カップル気分ならラブラブなはずでしょ？」
UN「ラブラブ期なんてそう長いもんじゃないよ。」
普段なら私が姉貴的存在なのに、恋愛トークになったら立場が逆転。足を組んでどこかのお嬢様のようにコーヒーを飲むウナ。
UN「私のことより、Aはどうなの？」
「恋愛なんてする暇なくなっちゃったよ。もともとする気もなかったんだけど。」
UN「ちょっと、そんなこと言ってたら永遠に独り身だよ。いいの？」
「う………そんなこと私が一番わかってるもん。」(T^T)
UN「いい人いないのー？先生とか同僚とか先輩とか…あ、患者さんとかには？」
「いないいない、患者さんに関しては仕事柄の関係で恋愛対象に入らないもん。」
UN「………なんか意味深。笑」
「私何も言ってない。」
勝手に変な想像膨らませないでよね。
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作者名：夢 | 作成日時：2021年2月23日 22時
