Episode.24 ページ24
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-You-
突然の事で脳みそが全く追いつかない。
今、私の手を引いているのは誰？
さっきまで大勢の人の円の中心にいて、ウナを探していたら急に人が飛び出てきて。
その人は私がずっと考えていた人で……
…ってことは、今私はその人に手を握られてる！？
手を引かれたどり着いた場所は、式が行われている階から少し上がったフロアのバルコニーだった。
「………じ、ジョン、グク、？」
彼を見上げながら名前を呼ぶと、荒くなった息を整えながらその澄んだ瞳を私に向けた。
JK「………ごめん、急に。。」
「いや、、」
実際私も困惑していたから、ここに連れてきてくれたことはとても助かったけど………
「…どうして、？」
JK「………」
どうして私を連れてきたの？
JK「………ちょっとだけ、話そうよ。」
そう言って近くのベンチへ再び私の手を引く。
私を先に座らせると、彼は少し距離を空けて隣に腰掛ける。
「……………」
JK「………元気？」
「え？、あ、うん。まぁ…ボチボチ？」
JK「あは、何それ。笑」
「………私のこと、覚えてないと思ってた。」
JK「え、………何で？」
よくもまあ、さっき私のことを見て見ぬふりしたくせに………
「入口で………目、合ったのに………無視されちゃったから。。」
JK「…あ、それは………ごめん………。」
否定しないのか、それもそれでちょっとショック。
JK「理由があって………」
「……何？」
JK「………言えない。」
「…そ、」
………何か、５年ぶりって、気まずすぎる………。
さっきからお互いよそよそしくて、まともに会話も続かないし。
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作者名：夢 | 作成日時：2021年2月23日 22時
