Episode.1 ページ1
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私と彼の出会いは極々平凡で、
誰にでもあるようなものだった。
同じ小学校に入学し、
私が彼の存在を認識したのは小学３年生のとき。
小さい頃からずっと一緒にいた大親友が彼に恋をした時からだ。
「ジョングク、？」
ジョングクの顔は知ってたけど、
クラスは違うし名前とはバラバラに認識していたために、当時は顔と名前が一致していなかった。
別の日にウナとある一人の男子が仲良さげに会話しているのを見たとき、
ウナが彼を“ジョングク”って呼んでいたのを聞いて、
あぁ、あの子がジョングクか。
ってくらいの印象。
可愛らしい顔をしてるなって思ったけど、
“親友の想い人”
それ以上は何の感情もなかった。
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それから１年の月日がたち、ウナと同じクラスになれた。
だけどジョングクくんとはクラスが離れちゃったみたい。そしてウナは決心した。
UN「私、ジョングクに告白する。」
彼女は、手紙で彼に思いを打ち明けた。
ジョングクを知らないながら応援はしていたけど
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数日後、ウナは泣いていた。
UN「ふられちゃった………でも、凄く良い人なんだよ？私は大切な友達だって言ってくれた。」
その日はたくさん背中を摩ってあげた。
ウナは学年、いや、学校の中でかなり上位に入る美人さんだった。
人付き合いも上手だし、何より面白いしいい子だ。
そんな彼女が何故失恋したのか分からなかった。
彼は好きな人がいたのかな。
いたとしたら、
その人はウナ以上の美人なのか、いい子なのか
その時から私は、ジョングクという人物に少しだけ興味を持ったのだ。
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作者名：夢 | 作成日時：2021年2月23日 22時
