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Episode.16 ページ16

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JK「もちろんBTSだからっていうのもあるけど、俺にも好きな人いるから!!!」

「、…」



思考回路が止まる私とは反対に、会場は再び大きな歓声に包まれる。



男子「おー!誰だ誰だ!!」

司会「世界的大スターにも想い人がいるとは!!!その相手とはズバリ!?」

JK「いや、言うわけないでしょーが。笑」



一瞬、彼もまだ私を………なんて期待したけど、そんな都合よくいくわけがない。



「ウナ、ちょっとトイレ行ってくる…」

UN「ん?うん。」



その場にいづらくなって、トイレに逃げ込もうとした時、



DY「あ、A!」

「、ドユン?」

DY「どこいくの?」

「え、ちょっとトイレに…」

DY「そっか、早く戻って来いよ!俺も主張するから見ててよ。♪」

「え、ドユンも?わかった。笑」

DY「♪」



その後すぐに誰もいないトイレへ走る。
鏡の前に立って心を落ち着かせた。



「はぁ…」



わかっていたことだけど、なんかやっぱり辛い…
彼はもうとっくに新しい恋を見つけてるというのに、私は未だに引き摺っている。

というかそもそも、ジョングクが私を好きだったって言う噂も嘘だったんじゃ……

とその時、



司会「では次の方いきましょー!」



なんて、まだまだノリノリな司会者の声が聞こえたから、重い足をまた会場へと動かした。





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作者名: | 作成日時:2021年2月23日 22時

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