【テニスの王子様】双子で同じことをやるのは当たり前じゃない (ページ5)

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第4話ページ5

リョーマと松平の試合が終わった頃、齋藤がスピーカー片手に話し始めた

「あー、あー。皆さん！聞こえますか？？実は、皆さんに紹介したい人がいまーす。では、Aちゃんどうぞ」

そう言われ、スピーカーを渡されたA

『え、え！？あ、あー。えっとーー…氷帝学園の越前Aです。中学1年生です。マネージャーとして働くことになってます。よろしくお願いします!!!』

「Aちゃん！？」

「なんでここにいんだよ！」

鳳、向日と続いて2人は驚いていた

「急に部活休むかと思うたら、この合宿に先に来てたんやな」

「ふっ、俺様は薄々気づいてたぜ？なぁ樺地??」

「ウス」

「氷帝の反応を見る限り、彼女はテニス部のマネージャーなのだろう」

「確かに氷帝、マネージャーが居た覚えが………」

橘、神尾は言う

「確か全国大会の決勝のとき、氷帝全員とAちゃん見に来てたもんな」

丸井は思い出すように言った

「あ！Aちゃーーーん！久しぶりーー！！」

「赤也。Aちゃんが好きなのは分かるが、そんなんじゃ振り向いてもらえんぜよ」

「ヴッ……」

「はぁ」

リョーマはため息をつく

『あ。リョーマ久しぶりー』

Aは手を振る

「どうたしたの。なんでここにいんの？」

『ん？いやーそれがさー、私もこの合宿呼ばれちゃってさー。』

「大変だねホント」

2人が淡々と話していると、遠山が叫んだ

「あーー！思い出したでーー！！！コシマエと双子の姉ちゃんや！！いつか試合したい思っとったんよー」

「「双子！？」」

何人かが声を出した

「えー♡双子可愛ええなー♡♡せやから、越前クンと顔似てはるんやなー♡Aちゃん可愛くてタイプやわー♡」

「浮気か小春！」

試合したい = テニスができる
となって、自分のテニスの話になると困ると思ったAは、少し早口で話し始めた

『えっと…たしか金ちゃんだよね??全国大会以来だね』

「覚えとってくれたん！？嬉しいわー！！なぁなぁ！わい、これからAって呼んでもええ!!?」

『全然いいよー！むしろ大歓迎だよーー!!』

「ほんま！？嬉しーわーー！！」

『(元気だなホント……)』

そこへ、

「相手の力量も測れず戦うとは、浅はかですね」

「見苦しいぜ！！ボールを取れなかった奴らは帰んな！これ以上醜態晒すなよ！」

「あ、兄貴…」

『あ……』

鬼たちがやって来た