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[宮舘side]
向井「明日メンバーに自慢するで俺」
宮舘「恥ずかしいからほどほどにお願いします…」
たぶん明日は質問攻めだろうな、と考えてたら康二が真剣な声で呼びかけてきた
向井「なぁ」
宮舘「なに?」
向井「ダテさん、Aちゃんのこと好きやろ」
宮舘「えぇ?なにいきなり…」
向井「この前話した時よくわからん言うてたやん」
宮舘「まぁ…たしかに…」
向井「俺今日見てたけどな、ダテさんAちゃんのことかなり好きやで?
好きという感情がわからんのやったら、今のダテさんのその気持ちが好きってことや」
宮舘「…そう…なのかな?」
向井「想像してみ?
Aちゃんの隣に全然知らん男がいて、その男と幸せそ〜な顔をして手繋いで歩いてるとことか
その男だけしか知らん顔があるとか」
康二の言った通り頭の中で想像してみる
俺じゃない男と、手を繋いで…
知らない顔があって…
あの時の泥酔したAちゃんの顔を他の男が見る?
耳元で発した声に可愛く反応しちゃうAちゃんを俺以外の男が知る…?
なにそれ、苦しすぎるんだけど
向井「もう答え出とるやん
般若みたいな顔しよったで」
宮舘「えっ?」
向井「もう素直になり?
Aちゃんのこと今日見とったけど、ダテさんといる時の顔、すごい幸せそうやったで」
宮舘「…」
向井「もっと自信持って今できることした方がええ
なんかあったら俺に相談してかまわんし、メンバーもおるやろ」
宮舘「俺が、Aちゃんのことが好き…」
向井「おん、そう認めちゃえば気持ち楽なるで!」
そう言いながらドンと俺の胸をたたく
宮舘「そっか、まだ一緒にいたいとか愛おしいって思ったのは好きだったからか」
向井「せや!」
宮舘「俺、Aちゃんのことすごい好きみたい
他の男じゃなくて俺を見てほしいって思う」
向井「ええなぁ!もう今日は収穫ありまくりや!
なんか嬉しくてテンション上がってきてもうたわ!叫びたい!」
宮舘「なにそれ笑」
向井「なぁ恋バナしようや!今日ダテんち泊まる!」
宮舘「帰るんじゃなかったの笑」
向井「嫌や〜絶対泊まる!」
いつもなら帰してるけど、なんだか今日は自分の気持ちに気づけて俺も嬉しいから、いいかな
宮舘「お酒追加で買うか」
向井「おっしゃー!」
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作者名:鮎 | 作成日時:2022年11月30日 21時