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☆11 ページ12

『行きたいのは本当だけど…着ていく浴衣がない。』

そう。

あたしがずっと悩んでいるのは着れる浴衣がないから。

善逸に着ようって言ってくれたのに…。

『…あ。』

そうだ。

あの人に相談すれば…。

あたしはお財布を持ったら部屋を出た。

向かうは町一番人気の甘味処。

そこにいけばこの悩みを解決してくれるかもしれない。








あたしは町に来て、町一番人気の甘味処まで来た。

今も店の外まで行列が出来るほど人がこの甘味処に来ている。

もちろんここの甘味処はとっても美味しい。

でも、一番の目的は他。

町の人が行列を作ってまでここの甘味処に来る一番の目的は…。

すると甘味処から一人の可愛らしい女性が出てくる。

?「あ!Aさぁーん!!」

『愛海さん、お久しぶりです。』

愛「会いたかったです!」

そう言いながらあたしに駆け寄り抱きついてくる。

彼女は神沢愛海。

この甘味処の看板娘。

町の人は愛海さんを一目見るためにここに来るんだ。

愛「聞いてくださいAさん!私、新作だしたんですよ!味もデザインも私が考えたんです。」

『愛海さんがですか?凄いじゃないですか。』

愛「おかげに大評判なんでとっても嬉しいです。」

嬉しそうに言う愛海さんにあたしも気持ちが温かくなる。

愛海さんにはいつも明るい。

だからその明るさで、あたしも少しは明るくなれた気がするんだ。

『愛海さん、今日相談があって。』

愛「私にですか?Aさんから相談してきたのなんて初めてですよ!とっても嬉しい!!どうぞ私に任せてください!」

そう言って胸を張る愛海さん。

頼もしいなぁ。

『実は…今夜あるお祭りに浴衣を着ていきたいけど着れる浴衣がなくて…。』

その瞬間、目をキラキラとさせる愛海さん。

愛「つまり私に浴衣を選んでほしいんですね!」

『うん。』

愛「まっかせてください!この神沢愛海、Aさんに似合う浴衣を選びます!」

『あ、愛海さん?』

愛「店長ー!休憩二時間くださーい!!」

甘味処の中に駆け足で入っていった愛海さんだけど、すぐに戻ってきてあたしの片手を握った。

愛「じゃあ行きましょう!!」

『えっ、あ、ちょっ…。』

あたしは愛海さんに引っ張られて浴衣屋さんに向かった。









神沢 愛海 (かんざわ あみ)21歳


・町一番の甘味処の看板娘。

・明るい

・看板娘だがよくテーブルに持っていく品を間違える。

☆12→←☆10



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作品ジャンル:アニメ
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実弥 - 更新ファイト! (2021年1月9日 0時) (レス) id: be651dffc3 (このIDを非表示/違反報告)
さむつむ(プロフ) - コメントと長文失礼します。続きが気になって、一気に読んでしまいました。夢主ちゃんがまたみんなと笑い合える日が来ることを祈りながらこれからも読んでいきたいと思います。更新楽しみにしてます。お疲れの出ませんように… (2020年8月15日 22時) (レス) id: 0a4236f730 (このIDを非表示/違反報告)
甘奈味 ミシェル(プロフ) - 餡蜜ちゃんさん» きっと、その思いだけで嬉しいと思いますよ。 (2020年8月3日 19時) (レス) id: b83386f481 (このIDを非表示/違反報告)
餡蜜ちゃん - 夢主さん、幸せになって欲しいです。 (2020年8月3日 17時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
甘奈味 ミシェル(プロフ) - 優しい子が悲しむ姿が見ているだけでとっても悲しくなりますよね…。 (2020年8月1日 22時) (レス) id: b83386f481 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘奈味 ミシェル | 作成日時:2020年7月20日 23時

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