泣いてもいいですか。

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あたしはあたしが嫌いだ。

変わる事ができないあたしが…。





胡「A、少しでいいです。話を…。」

柱合会議の後、蟲柱の胡蝶しのぶ。

しのぶに話しかけられる。

でもあたしは…。

『話すことなんて…何もない。』

胡「A…。」

しのぶは悲しそうに眉を下げてあたしを見つめる。

こんな顔、させたくないのに…。






宇「Aッ。この後俺の屋敷に…。」

『行きたくありません。』

無「この後何処か食べに…。」

『食べません。』

悲「A…。」

『用事があるので。』

甘「Aちゃん！お願い！」

伊「頼む。」

『二人にとって、あたしは邪魔なんですよね？』

不「久しぶりにおはぎ作って…。」

『あたしの作るものはマズイから食べたくないんじゃなかったんですか。』

煉「A！」

『あたしには名前で呼ぶなって言っておいて、そちらは呼ぶんですね。』

冨「A…。」

『お願いですから、来ないでください。』








そしてあたしは柱のみんなに背を向けて歩き始める。

角を曲がる際、ちらっと見ればみんな悲しそうな顔をしていた。


あぁ…本当にダメだな、あたし。




過去のことなんだから…。




全部水に流してまたみんなと一緒に、過ごせばいいだけなのに…。





心の中でまた裏切られるんじゃないか。

そんなことが頭の中にこびり付いて離れない。

みんなはそんな人じゃないって分かってるのに。









こんなあたし、大っ嫌いだ。

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