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2階 ページ6



「プロポーズ?」


って首をかしげてチョット可愛げに言うけれど……



「イヤイヤまだ付き合っても無いですよね?」


そう私たちはまだ付き合ってさえいなくて
自撮りの私の後ろに写る信ちゃんを毎日勝手に眺めるだけの関係




「せやな でももうお互い30過ぎとんねん
もう今から付き合うってそういう事も考えるやろ」


「1つ聞いてもいい?
いつから?」


「覚えてない」


「何で?」


「今日から好きになりましたとか覚えとるか?」


「そうだけど…普通気づいたら好きになってたとか毎日Aの事考えてたとか無いの?」


「無いな
悪い話やないと思うけどイヤか?」


「嫌じゃない
逆に嬉しすぎて泣きそう」


「言うとくけど俺は面倒くさい男や
正直嫌な時は嫌な顔するし ベタベタすんのも好きちゃうし理屈の通らんことは聞けへん…」


「幸せになれそうな気がしないんですけど」


「でもそうやな〜誕生日くらいは好きにさせたる
後は嫌な事とかあったらハグぐらいはしたる
どうや?」



「もし仮にこのまま私と信ちゃんが結婚したとして
結婚記念日とかはどうしましょう」


「しゃぁないから結婚記念日も付けたるわ
これでどうや」


「よろしくお願いします」



そんな感じで私と信ちゃんは付き合う事になったのだけど…



「信ちゃん…もう一つだけ質問していい?」


「何やねん そろそろ予約の時間終わる時間やけど」


「…信ちゃんって私の事好きなのよね?」


「何で好きでも無い女にプロポーズせなあかんねん
ハイハイメッチャ好きやで」.


「ハイハイって余計じゃない?」


「A、メッチャ好きやで」





.

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作者名:ほままる | 作成日時:2016年8月27日 4時

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