検索窓
今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:5,867 hit

2階 ページ4

仕事で嫌な事があった時は
携帯の待ち受けを見ながらあなたの顔を思い出す


「信ちゃん…」


私がたまに飲みに行くBARのバーテンさん



ガサツで八重歯でデリカシー無くて
でもひたすら前向きななバーテンさん



「信ちゃんお願い 写真撮らせて‼」


「何やねん急に」



眉間にしわを寄せいかにも怪しそうな顔で私を見る信ちゃん



「何か信ちゃんの写真待ち受けにしたらいい事ありそうじゃん」


「アホか ムリムリ100万年早いわ」


「ケチ〜 100万年たったら私も信ちゃんも生きてないじゃん
お願い 今撮らせて」


両手を合わせて頼んでみるも


「アホやな100万年たったら生まれ変わっとるかもしれんやろ
俺ももっとイケメンなっとるかもしれんし
Aやってもっと巨乳なっとるかもしれんやろ」



「信ちゃんも巨乳好きなんだ」


「例えばや」


絶対に写真撮らせてくれないんだ

そんな事して勝手にSNSとかにあげんねやろ
ほんま最近の女子は
何でもすぐにSNS SNSとかゆうて……


とお説教が始まる


「もし仮に100万年後に生まれ変われたとしても信ちゃんと、私が出逢える確率が少なすぎる」


「もうしつこいねん
オレの写真なんか頑張って調べたら1枚や2枚すぐ出てくるわ」


「それがね 信ちゃんの写真出てこないのよ
BAR Eigthで検索しても出てくるのは大倉さんって人と錦戸さんって人ばっかりで」


「あいつらはしゃぁないわ
うちのイケメン担当や」


「確かにみんなメッチャかっこいいって書いてた
でも私は信ちゃんがいいな
あんなイケメン目の前にしたら緊張してお酒なんか飲めないわ」


「どういう意味やねん」


って頭を叩かれた


「もう痛いんですけど〜暴力反対‼」


「俺のは愛のムチや」


そう言ってまたガハガハ笑ってる


「信ちゃんおかわり〜」


「そろそろ酔っ払ってきたんちゃうか」


「大丈夫〜 フフッ」


「Aがフフッて笑ろとるときは大概酔っ払ってきてんねん」


そう言ってカウンターに水の入ったコップを置いてくれる



「はぁ〜100万年後かぁ」


「人の話聞けや」


「100万年後は何してるかなぁ〜」


現在は写真も撮らせてもらえないけれど
100万年後なら隣で笑う事くらい出来てるかな



「ええい もう自撮りしてやる」


そう言ってカウンターに背を向けて自撮りした1枚は私の後ろで自慢の八重歯を見せながら笑ってる信ちゃんが写ってる唯一の私の宝物


2階 S.M→←1階 happy birthday



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:関ジャニ∞
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ほままる | 作成日時:2016年8月27日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。