49＊リチャside ページ49
「リチャードさんこんなのどうですか？」
リ「ええんちゃう 似合うと思う」
「もう！もっとちゃんと聞いてください
2人の服のタイプが全く違うからほんまに困って相談してるのに」
リ「なんで〜正門はデニムやし末澤はAちゃんからやったら100均のボールペンでも喜ぶやろ」
俺はなぜか今マネージャー(末澤の彼女)と買いもん来てる
仕事の移動時間
いつもみたいに一緒に散歩がてら移動してて
数週間前に2人からめっちゃ早いクリスマスプレゼントで革ジャンをもらったからお礼を一緒に探して欲しいとお願いされた
正門と2人で買いもんの約束してケンカなったって
次の日末澤から聞かされたけどAちゃん懲りてないん？
リ「俺も末澤に言ったろかな」
「リチャードさんに関しては言い合いにならないと思います。」
リ「そんなん分からんやん」
「安心と信頼のリチャードさんなんで」
なんやねんソレ
と心の中でツッコミを入れた
「今だってこっちは末澤さん
こっちが正門さん
どっちも似合いそうですし
お会計してきますね」
リ「ほな、外で待ってる」
そう言うたらAちゃんはいつからリチャードさんになったんやろ
なぁ昔みたいにリチャくんって呼んで
って言うたらビックリするかな
「お待たせしました」
リ「ほな行こか」
2人でレッスン場まで歩き出す
リ「Aちゃんっていつからリチャードさんって呼んでるっけ？前はリチャくんやったし末澤くんやったやん」
「Aぇさんの担当になってからですね
一応けじめみたいな感じです。他の皆さんもそうですよ昔はくん付けでした」
リ「丈だけいまだに丈くんやんな」
「あの人藤原さんって呼んでも返事してくれないんです」
リ「あいつらしいなぁ」
「そういえば今日のお礼に、これはリチャードさんに」
そう言うとこ好きやったで
リ「ありがとう
なぁ今度末澤にたっかい焼肉奢らせへん」
「いいですね 楽しみにしてます♪」
安心と信頼の彼氏の親友っていうポジションもなかなか悪くない
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作者名：ほままる | 作成日時：2022年10月28日 15時
