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そう言うと向かい合わせに座って
「して？告白」
って私の手を握りアイドルスマイルで言う末澤さんはズルい
恥ずかしくて思わず俯いてしまって末澤さんの顔を見ることすら出来なくなってしまった私は
「もう…しなくていいんじゃ無いでしょうか」
そんな可愛いくない言葉しか出てこない
誠「なんで？してよ告白」
優しい口調でそんな言葉が降ってくる
「だってさっき末澤さんからされましたから」
誠「誠也 俺彼女から何て呼ばれたいか今まで何回も雑誌の取材で聞いてきたやろ」
「無理です！」
誠「即答(笑) ちゃんとこっち見て」
「………」
誠「好きやでAちゃん 俺と付き合って？」
「…私も好きです。 せ…誠也くん」
誠「フハッ めっちゃ可愛い♡」
そう言って甘い香りに包まれる
「末澤さん、さっきから甘すぎます」
誠「もう末澤さんにもどんの？」
「そんな急には無理です」
誠「そう言うとこも好きやで 徐々にな敬語も」
「頑張ります」
誠「うん ほな、今日はもう帰るわな」
「…分かりました」
誠「何の間？(笑)」
「即答しましたけど あのそろそろ離して貰っていいですか？」
誠「敬語無くなったら」
「…離して」
誠「すぐ言うやん(笑) そんなにイヤなん？」
「そうじゃなくて いつもと違うから緊張します」
誠「普段も変わらんやろ
それはマネージャーと彼女の違いや」
「声がいつもはもっと高いです」
誠「耳の横であんな声出されたい？」
「それはちょっと」
誠「やろ？ ほんまそろそろ帰るわ
ほな、また明日 寒いしあったかくして寝るんやで」
そう言って末澤さんは帰って行った
.
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作者名：ほままる | 作成日時：2022年10月28日 15時
