周りの人たちに困ってます！！ (ページ8)

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第７話ページ8

最近、弔に餌付けされているような気がする。

この前も、「黒霧がショートケーキを作ったからこい」や「チョコレートパフェ黒霧が作った」とか「黒霧が…」

今さらだけど本当は黒霧さんに餌付けされてた？と気づいた。

そして今、私は弔たちのいるバーで餌付けされ中である。

死「お前、本当に甘いもの好きだな。この細い体の何処に栄養が…」

と言いながら私をじっと見て首辺りを見た後に何か納得したように視線を外した。

黒「本当ですよ。ご飯はしっかり食べているんですか？」

何てお母さんみたいなことを言うので、

『大丈夫だよ、黒霧ママ！！』

と元気に返事をすると「ママじゃありません！！！」と少し大きな声で言われた。

『でも黒霧さん大変じゃない？弔って結構わがままだし、部屋汚そう…』

私がそう言うと弔が頬っぺたを摘まんできた。

死「俺にそんなこと言っちゃっていいのかなぁ～？」

と言い少しずつ頬っぺたを引っ張っていく。

『いひゃいよとふら！！はなひてよぉ！！！(痛いよ弔！！離してよ！！！)』

そんな私と弔を見ながら黒霧さんは話しだした。

黒「本当に死柄木弔の部屋は汚いんですよ…一度見てみますか？本当にもうゴミ屋敷みたいな感じて掃除をしろと言ってもなかなかしないんですよ…」

そう言い長いため息を出した。

すると急に弔が、

死「それにしてもA、お前は俺の個性効かないんだよな…」

そうなのである。

何故か私は弔の個性が効かないのだ。

死「だったら、おもいっきり遊べるなぁ…(ﾆﾔｯ)」

私はこれはヤバイなと思い後ろに下がったが後ろには壁があった。

死「ゲームオーバーだ…」

そして弔はそぉーっと首筋をたどり少しずつ腰まで撫でていった。

『ちょっ、まっ、て……ひゃあ／／／』

私は手を止めてもらうために弔の名前を呼ぶと弔は意地悪く笑うだけで手を止めない。

黒霧さんに助けを求めようとしたけど何処かに行ってしまった。

(どうしよう…)

弔で遊びすぎたな、と後悔するのはいつものことだけど今回は普通のこちょこちょだけではなさそうだ。

仕方ないので最終手段…

『…弔、止めないと嫌いになるから。』

弔は私がそういうとﾋﾟｸｯと肩を動かし離れていった。

そして、

死「これが大人の余裕だ。」

何てどや顔で言うので黒霧さんと話している間、弔のことは無視しておいた。