もう一人の同居人 ページ18
「お、おれか！？おれは、べポ、だよ」
「べポか。呼びやすい名前だ、悪くねェ。
俺はトラファルガー･ローだ」
『私はハティ。よろくしくね、べポ君』
「ロー、さんとハティ、さん」
「よし。じゃあ、あとは黙って俺の言う事をにしたがえ、べポ。なぁに別にとって食ったりしねェよ」
「ほ、ほんとか！？ほんとは集団でおれを熊鍋の材料にしようとしてるんじゃないのか？」
『そんな事するかぁ！』
ビシッと私のツッコミが入る。
するとベポ君は「すみません」とまたネガティブになってしまった。
＊＊＊
家に帰るといつもバギーが駐車されている場所にバギーが止まっている。既にヴォルフさんは帰ってきていたようだった。
「おーい、ガラクタ屋」
「なんども言わせるな！ガラクタ屋じゃなくて、天才発明家ヴォルフ様と呼べ……ってそのでっかいクマはなんじゃああ！」
ヴォルフさんは私達の後ろにいるペポ君を見ると、眼球が飛び出るかのような、驚きの表情を浮かべる。
「ああ、コイツはべポ。迷子の白熊だ。今日からここで暮らすから、よろしくな」
「家主であるワシの許可は！？」
「まぁ、いいじゃねェか。多分力仕事とかで役に立つぜ」
ローがそう言うと、ヴォルフさんに私の方に目線を向ける。多分私にも同じことを訴えていると思う。多分、いや絶対。だから私も目線を逸らす。一応、勝手に連れてきちゃって、申し訳なさもある。
「あ、どうも、べポと言います。よく分からないまま連れてこられたんですけど……」
「しかも喋ったぁぁぁぁ！！」
「やかましいな、ガラクタ屋。で、置いてくれるのか、どうなんだ」
「……ふん、お前らが連れてきたってことは、訳ありか」
「まあな」とローがぽつりと呟くと、私もこくりと頷いた。
「とりあえずは事情を聞かせてもらおうか」
それから一時間程、ヴォルフさんとべポはソファーで話をしていた。
過去の事や家族について、私達が先程聞いた話を、またヴォルフさんに話す。
話が一区切りしたのか、ヴォルフさんは台所へ行き四人分の紅茶入れに行った。
無言で運ばれてきた紅茶を私はゆっくりと飲む。
べポ君も緊張が解けたようで、紅茶をすする。
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とちょう(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» よめちゃん読みに来てくれてありがとうー！！！！！頑張って続き書くー！！！ (2022年10月2日 19時) (
レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - とちょーちゃん〜🌠読みやすくてすっごい好き！！無理しないで頑張って🎉続き楽しみにしてます！ (2022年10月2日 19時) (レス) id: 4de2fab171 (このIDを非表示/違反報告)
とちょう(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！トラ男落ち目指して頑張ります！！ (2022年9月18日 12時) (レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年9月18日 12時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とちょー | 作成日時：2022年9月17日 20時
