ある日の事 ページ30
今日もヴォルフさんは朝から研究所に向かっていった。
ここずっとヴォルフさんは街に用事があるらしく、帰ってくるのは日が暮れてからだ。
｢何やってるのか知らないけど、ヴォルフ、平気かな？疲れてないか心配だよ｣
ヴォルフさんの今の現状にベポがそんな疑問を口にした。
『大丈夫、大丈夫。ヴォルフさんってば体は丈夫なんだよ！なんたって折れた腕も二ヶ月で治しちゃうんだから！』
｢なんで折れたんだろうな｣
私がそういえば、ヴォルフさんの腕骨折の真相を知っている(本人に聞いたらしい)ローが横目でこちらを見てくる。
『う、うっさい！…そういえば！ヴォルフさん【もうすぐ、お前たちに空からの景色を見せてやる】って言ってたよね！楽しみだなぁ！』
｢あ、話逸らしたなッ！｣
強引に話を逸らせば、ローが突っ込む。
そんな関係が楽しくて、嬉しくて仕方ない。
ヴォルフさんが家を開けている間は皆それぞれ、畑仕事をしたり、釣りや掃除、やる事は色々ある。
私もヴォルフさんに言われた発明品を作る日々。
空いた時間はそれぞれやりたい事をした。
ローは医学書を読んだり、ベポは航海術を学んだり…
ペンギンとシャチは強くなりたいと話をしており、ローが剣術と砲術を、私が体術を時折教えていた。
二人とも飲み込みが早く、教えている私もとてもやりがいを感じている。
だけど、そんなある日＿
「明日、プレジャータウンに行くぞ」
夕食後にヴォルフさんが放った言葉。
プレジャータウンとはよくヴォルフさんが買い物に行く町。私もよく着いていくが、こう見えてまだ町の人と関わったことが無い。
町に行ったヴォルフさんの荷物持ちはした事があるが、ずっと顔を伏せていたし、それ以外は町の外で待機してたから。
「勿論ハティ、お前もだ。ここにいる四人とは上手くやれているじゃろう。そろそろ外に出る時じゃ。
ワシはもう寝る。明日の朝、食事をとったらすぐにいくからな」
それだけ言ってヴォルフさんは部屋を後にした。
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とちょう(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» よめちゃん読みに来てくれてありがとうー！！！！！頑張って続き書くー！！！ (2022年10月2日 19時) (
レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - とちょーちゃん〜🌠読みやすくてすっごい好き！！無理しないで頑張って🎉続き楽しみにしてます！ (2022年10月2日 19時) (レス) id: 4de2fab171 (このIDを非表示/違反報告)
とちょう(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！トラ男落ち目指して頑張ります！！ (2022年9月18日 12時) (レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年9月18日 12時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とちょー | 作成日時：2022年9月17日 20時
