血液型問題 ページ22
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「ガラクタ屋っ！！」
勢いよくドアを開けると、そこにはヴォルフさんの姿。
「ロー！ハティ！お前らまた勝手に人を連れてきたのか……って、なんじゃい！血塗れじゃぞ！」
「二人とも重症だ！ここでオペをやらせてくれ！」
「分かった！わしは湯を沸かす！お前は治療に専念しろ！」
ヴォルフさんはローの真剣さを感じてか、すぐに行動に移した。
リビングに二人を下ろすと、ローは部屋に戻り、急いで手術道具を取ってきた。
『ロー、私達にもなにか出来ること、ある？』
医学の知識もない私達だ。なにか下手な事をしてローの邪魔はしたくない。
でも、出来ることがあるのなら、手伝いたい
きっとベポ君も同じ気持ちだ。
「先にキャスケット帽の治療からやる！
ハティ、お前はペンギン帽の止血を頼む！
腕の付け根を紐で強く縛って、上に向けておけ！ベポはちぎれた右腕をビニール袋に入れて氷で、冷やしておいてくれ」
ローの指示に私とベポ君はそれぞれ返事を返す。
リビングのテーブルの上では、ローが二人の血液型を聞いている。当たり前だが、輸血が必要な程の出血なようだった。
彼らの血液型はＸ型らしい。
生憎、私の血液型はXF型だ……。
「ロー、わしの血を使え！紛うことなきＸ型じゃ！」
確かに、ヴォルフさんなら同じ血液型だ。
しかし、医学の知識がない私でも何となくわかる。輸血二人分の血を一人から取るとすれば、最悪の場合＿＿
「爺さん、こいつら二人は相当出血してる。二人分の輸血をするってなら、大量の血が必要になるんだ。それをあんた一人から抜いたら、」
ローも最後まで言わずに、言葉に詰まっているようだった。
「バッカもん！それくらい覚悟の上じゃ！
心配するな、これでも若い頃は、戦いで血を流して来た事もある。数え切れんほどな。
こぞう二人分の血を抜いたくらいで死ぬほど、やわな生き方はしとらんわい！」
「ッ……分かった、あんたの血、使わせてもらう！」
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とちょう(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» よめちゃん読みに来てくれてありがとうー！！！！！頑張って続き書くー！！！ (2022年10月2日 19時) (
レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - とちょーちゃん〜🌠読みやすくてすっごい好き！！無理しないで頑張って🎉続き楽しみにしてます！ (2022年10月2日 19時) (レス) id: 4de2fab171 (このIDを非表示/違反報告)
とちょう(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！トラ男落ち目指して頑張ります！！ (2022年9月18日 12時) (レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年9月18日 12時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とちょー | 作成日時：2022年9月17日 20時
