初めての涙 ページ2
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『なんで、そんなに……』
｢わしは正義の味方でも無い。だがな、行き場のないガキ一人を見殺しにするほど腐っておらんわい｣
『う、うう…』
｢泣け、お前は会った時から感情を出そうとしなかった。泣きたい時は泣けばいいんじゃ｣
いいの、泣いていいの？
思い出されるのは奴．れい時代、
体の丈夫さから私はいつも殴られてた
それが私の生まれた意味だと思っていたから。泣けばむち打ち5000回
だから私は感情を殺した。
感情を殺し、ただ、アイツらに気にいられるために愛想を振りまいた。
でも、それでも死なないこの体にも嫌気が差した。
『う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!』
泣きながらおじさんを抱き返した。
おじさんの胴にしっかりとしがみつきながら、服に鼻水をつけながら。
それでも何も言わずに私を受け入れてくれた。
あれから数時間、私も落ち着き、おじさんも
｢服がびしょびしょじゃ｣
と少し困り顔
｢なんといったかの、お前の名前｣
名前……
『どれ、い25号……』
｢違うわい！お前の名前じゃ｣
『ハティ…』
久しぶりに本当の自分の名前を名乗った気がする。
｢そうか、いい名前じゃ。
そういえばわしも名乗ってなかったな。わしは天才発明家、ヴォルフ様じゃ！｣
『ヴォルフさん…えっと腕、ごめんなさい。それに…助けてくれて、ありがとう』
｢いやしかし、利き腕をやられたら明日から作業が出来ないからの｣
ジト目で私を見るヴォルフさん。
『ごめんなさい…何でもしますから、許して下さい』
｢いいか、人生は常にギブアンドテイク！これがわしの信念じゃ!!｣
つまり＿？
｢今日からハティ、お前がわしの弟子になるんじゃ、そして行き場の無いお前はここに住む。いいじゃろう｣
『えと、はい？』
こうして、私と偏屈なおじいちゃんとの
生活が始まった。
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とちょう(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» よめちゃん読みに来てくれてありがとうー！！！！！頑張って続き書くー！！！ (2022年10月2日 19時) (
レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - とちょーちゃん〜🌠読みやすくてすっごい好き！！無理しないで頑張って🎉続き楽しみにしてます！ (2022年10月2日 19時) (レス) id: 4de2fab171 (このIDを非表示/違反報告)
とちょう(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！トラ男落ち目指して頑張ります！！ (2022年9月18日 12時) (レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年9月18日 12時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とちょー | 作成日時：2022年9月17日 20時
