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｢よしっ!じゃあ行ってきます!｣
時の流れは恐ろしいくらいに速い。
廉が亡くなってから、3年の時が流れた。
私は19歳になり、無事大学にも合格することができた。
母｢行ってらっしゃい。気を付けてね!｣
お母さんの声を背に、私は玄関の扉を開ける。
雲一つない青空に、とても清々しい気持ちになる。
｢廉……私、頑張るね｣
鞄から取り出した古い封筒。
封筒の色は褪せているけれど、私の気持ちは褪せていなかった。
｢よしっ…｣
たくさんの桜の木に囲まれながら、私は大学の門をくぐった。
優しい桜の香りが、私の鼻をくすぐる。
私はすっかりリラックスして、歩き出した。
しかし、リラックスしすぎたのか私の肩は強い感触に襲われた。
?｢うぉっ!!｣
どうやら、私の肩がぶつかってしまったようだ。
その勢いで、男の人の鞄から大量の紙が飛び出した。
｢あっ!本当にすいませんっ｣
そう言って、私は大量の紙を急いで拾った。
?｢いやっ、俺もボーッとしてたんで!!マジサッセン!｣
深々と頭を下げた彼からは、優しさがにじみ出ていた。
?｢拾ってくれてありがとうございますっ!俺はこれでっ｣
そう言って、彼は小さく頭を下げながら走り出した。
不意に手元を見ると、一枚の紙。
おそらくさっきの人のだろう。
紙には達筆な字で
｢…岸優太｣
彼にぴったりな名前が書いてあった。
紙を届ける為に、私は急いで彼を追いかけた。
やっとの思いで追いついた私は彼の前に立ち、紙を渡した。
岸｢おっ!すいませんっ!ありがとうございますっ｣
嬉しそうに笑う彼を見て、不意に心臓が高鳴るのが分かった。
岸｢マジでありがとうございます!もし良かったら…｣
私は煩く鳴る心臓を抑え、私は彼の言葉を待った。
岸｢友達になりませんかっ?｣
クシャッと笑う彼の笑顔が、とても素敵だった。
前に…進むよ。
廉。
だから、ちゃんと応援してね?
｢はいっ!もちろん!｣
私の声と共に、強くて優しい風が吹いた。
風は私の髪の毛を少し乱して、消えて行った。
その時確かに、私は廉を感じていた。
ﾟ*END*ﾟ
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@mi(プロフ) - 楽しみにしてます！！無理ない範囲で頑張ってくださいね！これからも応援してます！(＞＜*)ノ~~~~~ (2018年12月7日 20時) (
レス) id: dfda0f5cfe (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - @miさん» コメントありがとうございますっ(*´▽`*)泣いて頂けて嬉しいです!今はたくさん掛け持ちしているので、余裕ができたら書かせて頂きます!ご愛読ありがとうございました! (2018年12月7日 20時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
@mi(プロフ) - 悲しすぎて涙出てきました...次は廉君の明るい恋を書いてくれたら嬉しいです！！結婚後みたいなのまでいっっぱい書いてほしいです！！ (2018年12月7日 20時) (レス) id: dfda0f5cfe (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - 観覧ありがとうございましたっ(*^-^*) (2018年12月3日 16時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩藍 | 作成日時：2018年10月21日 21時
