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廉｢そうやっ!自己紹介してへんかったな｣
そう言って、本棚に向かっていた手を降ろす。
廉｢俺は、1年A組の永瀬廉。部活はサッカー部やでっ｣
サッカー部…。
何となく似合う気がする。
｢私は、1年C組の佐藤A。部活は入ってないよ｣
廉｢あっ、部活入ってないんや!｣
大きな声を上げた永瀬君。
周りの人達の視線が、私達に集中する。
廉｢あっ、すいません〜｣
軽く頭を下げた永瀬君。
どうやら、悪い人ではなさそうだ。
廉｢な〜ぁ、部活入ってないんやったらさ…サッカー部のマネージャーにならへん?｣
｢えっ?私!?｣
思わず、私も大きな声を出してしまった。
マネージャーに誘われるとは、思っていなかったから。
私は周りに小さく頭を下げると、床から永瀬君に視線を戻した。
｢私がマネージャーなんて…無理だよ｣
私はドジだし、トロい。
そんな私にマネージャーなんて、できるわけがない。
なのに、そんな私の心も知らないで永瀬君はまた優しく笑った。
廉｢そう言わずにさ〜、見学くらい来てやっ｣
そう言って、上目遣いに私を見てくる。
まぁ…見学くらいなら。
｢分かった。見学は行かせてもらうね｣
廉｢ホンマっ!?やったぁ!｣
永瀬君はまた優しい笑顔を向け、本棚に視線を戻した。
廉｢そんじゃっ、明日見学来てや!約束やで｣
私に向かって小指を突き出した永瀬君。
私は永瀬君の指をやわやわと握り、人生初の『約束』をした。
廉｢ほな早く終わらせよ〜!青春が待ってんで!!｣
よく意味の分からない永瀬君の言葉に、少し笑ってしまう。
不意に窓の外を見ると、晴天。
それは、私の心を表しているようだった。
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@mi(プロフ) - 楽しみにしてます！！無理ない範囲で頑張ってくださいね！これからも応援してます！(＞＜*)ノ~~~~~ (2018年12月7日 20時) (
レス) id: dfda0f5cfe (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - @miさん» コメントありがとうございますっ(*´▽`*)泣いて頂けて嬉しいです!今はたくさん掛け持ちしているので、余裕ができたら書かせて頂きます!ご愛読ありがとうございました! (2018年12月7日 20時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
@mi(プロフ) - 悲しすぎて涙出てきました...次は廉君の明るい恋を書いてくれたら嬉しいです！！結婚後みたいなのまでいっっぱい書いてほしいです！！ (2018年12月7日 20時) (レス) id: dfda0f5cfe (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - 観覧ありがとうございましたっ(*^-^*) (2018年12月3日 16時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩藍 | 作成日時：2018年10月21日 21時
