Memory9 ページ10
海人が出て行った寂しい部屋で、私はうずくまる。
目に溜めた涙を拭こうと立ち上がったその時だった。
ドアの軋む音と共に、アサガオ君…岸君が入って来たのだ。
｢へ…?なんでっ｣
私のことなんて無視して、岸君は私の唇に自分の唇を重ねた。
｢ちょっ…待ッ…て!｣
私の声なんて聞こえていないように、キスを続ける。
1分…いや、2分くらいの間キスは続いた。
さすがに息が苦しすぎて、私は岸君の胸を叩いた。
私の行動で我に返ったのか、岸君はあっさりと唇を離してくれた。
｢な…んでいるのッ?｣
上手く酸素を取り込めない私は、言葉が途切れ途切れになる。
岸｢いや……図書室に本忘れてたから。届けようと思って来たら、海人がいて…ッ｣
苦しそうに話し出す。
岸｢嫉妬した…｣
｢うん…ごめん。だけど、私が好きなのはアサガオ君だけだからっ｣
私がそう言うと、アサガオ君は呆れたようにクシャッと笑った。
岸｢こん時くらい…名前で呼べよっ!……アサガオちゃん?｣
｢え?私もっ?｣
思いもよらない呼び名に、思わず笑ってしまった。
岸｢アサガオの花言葉って色ごとに違うんだって。お前は何事にも真っ白。
綺麗な白。白のアサガオの花言葉は『あふれる喜び』なんだって!｣
岸｢それが、いつも明るいお前に似てるなって…!｣
｢なにそれっ｣
アサガオ君…本当にキミは、どんな時でも私を幸せな気持ちにしてくれる。
岸｢大好きだよ…アサガオちゃん。ううん…未来の花嫁!｣
｢大好きだよ…アサガオ君。ううん…未来の旦那さん!｣
アサガオ君Fin*♪｡'.゜*゜゛．*
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彩藍(プロフ) - 観覧ありがとうございました(*'∨'*) (2018年11月25日 17時) (
レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - あーちゃんさん» 早速書いてみました(*´`)題名は『お砂糖系男子』です! (2018年10月20日 11時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 彩藍さん» めちゃくちゃ嬉しいです！！次作期待してますっ！ (2018年10月19日 23時) (レス) id: d9e61be587 (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます(*´`)岸君とのラブラブなお話ですねっ!早速、次作で書いてみようと思います(* ^-^) (2018年10月19日 8時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！新作、岸くんとのラブラブな話が見たいです！ (2018年10月19日 2時) (レス) id: d9e61be587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩藍 | 作成日時：2018年10月16日 18時
