10.落書き ページ10
Your side
ふと気付くと、
右側のページの右上の余白に
落書きがあった。
このページの予習をしてたときに書いたもの。
私はよく落書きをする。
そして消さない。
この悪い癖のせいで
こんなところで恥をかくなんて。
その落書きは
私の大好きなバンドの英語の歌詞。
まだ永瀬廉くんは
その落書きに気付いていない様子。
落書きの内容に気付かれる前に消すか
気付かれないようにやりすごすか。
うーん、迷う。
ただ、
落書きの内容を見られる方が恥ずかしいような気がして
私は永瀬廉くんに気付かれないようにそっと消しゴムを手にして
落書きのあるところへと手を伸ばした。
永瀬廉くんの体の前に私の手が伸びていく。
.
すると
私の不審な行動に気が付いたのか
永瀬廉くんは左手で私が落書きを消すのを阻止した。
えっ。
吃驚する私をよそに、落書きをまじまじと見る永瀬廉くん。
.
廉「これってcrazy spaceの歌詞やんな⁉」
目を見開いて
私を見つめそういう永瀬廉くん。
『知ってるの?』
廉「当たり前やん!
俺、このバンドのファンやもん!」
小さい声ながらも、興奮が伝わってくる。
廉「まじか〜。
こんな身近にcrazy spaceのファンがおると思わんかったわ。
俺の周りにな、1人も居れへんねん」
『私の周りにもいないよ!
だから私もcrazy spaceのファンの人に初めて会った!』
廉「わ!偶然すぎやん!俺なんk「永瀬!お前は教科書見せてもらってるって立場で、何喋ってんだ!」
怒る先生は
私ではなく永瀬廉くんだけを責める。
廉「さーせんって〜」
ふざけて対応する永瀬廉くん。
先生「ったくお前はいつもいつも!
本当に困った奴だなぁ」
呆れ顔の先生がまた授業へと話しを戻した。
『ごめんね?私のせいで』
廉「へ?何で?
俺がテンション上がってしまっただけやん」
笑う永瀬廉くんの横顔も
シュッとしててイケメンだった。
1563人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴらみるふぃー(プロフ) - はるちさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)これからも君に狂わされた恋車をよろしくお願いします! (2016年10月24日 0時) (レス) id: 35f37a8100 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったです♪これからも頑張れんれんo(^o^)o (2016年10月23日 23時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
ぴらみるふぃー(プロフ) - 絢さん» 本当にごめんなさい(;_;)コメントを見落としていたことに今更気づきました(;_;)こんなにも遅れてしまいすみません(;_;)コメントありがとうございます!これからも楽しんでもらえると嬉しいです(;_;) (2016年5月20日 15時) (レス) id: 35f37a8100 (このIDを非表示/違反報告)
ぴらみるふぃー(プロフ) - 真衣さん» コメントありがとうございます!ここからは私としてもすごく気に入っている展開です(*^^*)これからもよろしくお願いします! (2016年5月1日 8時) (レス) id: 35f37a8100 (このIDを非表示/違反報告)
真衣(プロフ) - すごく面白い展開になってきましたね!更新楽しみにしています!頑張ってください! (2016年4月30日 19時) (レス) id: 06f074385c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴらみるふぃー | 作成日時:2016年4月11日 2時