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二人きりになったテーブル。
向かい合った山下さんが微笑んで、立ち上がった。
「コーヒー入れるけど、ミルクとお砂糖は？」
「いただきたいです」
キッチンに入っていった山下さんにばれないように、小さく深呼吸をする。
二人は緊張するなあ。
私の目の前に黒いマグカップがことん、と置かれる。
湯気がゆらゆらと漂って、コーヒーの爽やかな香りが広がった。
「Aちゃんさ」
顔をあげると、私を柔らかい視線で見つめる山下さん。
「どうして帰ってこようと思ったの？」
「どうして………」
「うん。わざわざ紫耀のところに戻らなくても、住んでるところあったんでしょ？」
その質問に、一瞬責められているんじゃないかと思った。
でも、山下さんがすぐに「嫌味で言ってるんじゃなくて、純粋に気になって」と言葉を足した。
「……初めて会った時から、すごく安心できたんです。記憶もなくて不安だったけど、全部受け止めてくれておいでって言ってくれたから………」
そっちの家に帰れない理由ができて、なんて言っても、山下さんには「他には？」とでも返されそうだった。
大した理由があるわけじゃない。
ただ紫耀と一緒にいたくて。
包んでくれる人で。
………なんてキザすぎて言えないけど。
そういえば山下さんにも紫耀と同じような雰囲気を感じる。
きっとそれが、紫耀が包まれてるベールなんだろう。
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はな(プロフ) - こちらこそ返信ありがとうございます(^^)楽しみにお待ちしてます!!!きっとどんなペースで更新されても楽しみすぎて慌てて開いちゃうんです笑 (2020年8月10日 6時) (
レス) id: 68b14c5d89 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロタ(プロフ) - はなさん» コメントわざわざありがとうございます(^^)そう言っていただけると更新も頑張れます、、今後は慌てて開かなくても良いペースで更新できるように精進しますので、飽きずにお付き合い頂けますと幸いです！ (2020年8月9日 23時) (レス) id: 5f8a7bc621 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロタ(プロフ) - 愛さん» そのお言葉があるからこそ更新頑張れます(^^)亀さん更新ですが今後ともよろしくお願い致します！ (2020年8月9日 23時) (レス) id: 5f8a7bc621 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - コメント失礼いたします(^^)とても楽しく読ませていただいてます！じつは密かに更新を楽しみにしておりまして、更新されているのを見つけたときは慌てて開いてしまいました(*´∀｀*)これからも主様のペースで頑張ってください!!!また楽しみにお待ちしております (2020年8月9日 0時) (レス) id: 68b14c5d89 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - とても楽しく読ませて頂いてます。忙しいかと思いますが、次の更新を楽しみにしています。頑張ってください！ (2020年7月31日 16時) (レス) id: 2ef135c0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒロタ | 作成日時：2019年10月23日 21時
