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．
「だから告白の返事ももらわなかった。聞かないで、かっさらおうと思ってた」
わざと、だったんだ……
「ねえ、A」
紫耀先輩が、私を覗き込んで、話し始めようとしている。
とっても逞しくて、頭が良い人だ。
「A、よくわからないって言ったけど、多分それが答えだよ」
「……どういうこと？」
「最初から恋愛対象としてわざと意識させた俺が目の前にいて、元彼の俺が昔のこと誤解だって話して、今、お前に優しくして、好きだって言ってる。この環境に閉じ込めてもイエスが言えないのは、それが答え」
責めてるわけじゃないんだよと、先輩は得意のアルカイックスマイルを浮かべた。
別れの時が近づいている。
「Aはそいつのことが好きなんだよ。本当は自分ではわかってる。二度も俺を傷つけないように、無意識にわからないふりしてるだけだ」
淡々と言った。
私は……
「先輩を苦しめてた？」
そんな気配も見せずに余裕ぶるのも限界だって言った先輩が怖い。
勝手すぎることは百も承知している。
でも……
先輩は今、私たちの“話”を終わらせようとしている。
私はまた先輩を傷つけて、結局、それだけで、“話”を終わらせようとしている。
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紫奈(プロフ) - コメント失礼致します。お話とっても暖かく可愛く、どこか切なく、とっても素敵です。美月ちゃんとしょう先輩の関係も気になりますし、2人のその後が見てみたいので、ぜひ続編を書いていただきたいです。ご検討よろしくお願いします。 (2019年11月24日 0時) (
レス) id: 968fec07e5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロタ(プロフ) - ゆゆさん» ありがとうございます〜！機会があればその後の二人も考えたいと思います(^^) (2019年9月6日 10時) (レス) id: 04477a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - こちらの作品大好きです！この2人のその後のお話も見てみたいです(*^_^*) (2019年9月5日 21時) (レス) id: 54e43fc953 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロタ(プロフ) - あやぴさん» 初コメントありがとうございます！人に気持ちを伝えるのは簡単なことじゃないんだなと私自身焦らされながら書いていました（笑）機会があれば、その先の二人にも会いたいですね！検討します(^^) (2019年9月5日 16時) (レス) id: 04477a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロタ(プロフ) - ひかるさん» わざわざコメントありがとうございます(^^)な、なんとマニアックな永瀬担…主人公はほとんど揺れずバッサリでしたね、恐ろしい！レンレンは永遠のリア恋枠なので純愛@高校生レンレンお届けできてよかったです☆ (2019年9月5日 16時) (レス) id: 04477a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒロタ | 作成日時：2019年8月18日 21時
