184話 ページ48
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sideレイ
『レイ……レイ…！』
涙がボロボロと零れるAを構わず力いっぱい抱きしめる
懐かしい、Aの匂いだ
ずっと会いたかった
こうして抱きしめたかった
『僕…皆の世界から、消えてしまって……もう二度と皆の顔は見れないってずっと思ってた。
辛かった。悲しかった…！』
「俺もだ、A。目が覚めた時お前が居ないのは、すげえ辛かった。1人取り残されてしまったのかと焦った。
でもお前は確かにここにいて、今も尚俺達家族の為に頑張っててくれたんだな」
『不安だったんだ…！怖かったんだ…！！僕一人しかいなくて、皆生きてるかも分かんなくて…！！』
Aが今までこんなにも感情を顕にして胸の内を明かしてくれたことは無かった
俺達家族がそばに居なくて
見知らぬ世界、それも変わり果てた様子になって戸惑わないわけが無い
そこにひとりぼっちで、どうにか足掻くしかなくて
辛くないなんて、そんな筈ない
「もう、お前のこと1人にしないから。だよな？」
エ・ノ「A！！！！！！」
ギ「本当にAだ…！」
ア「A…！！」
ジリ「A〜！！！！」
ナイ「ぐずっえﾞうﾞっぅ…A〜…！」
ド「会いたかったぜ！A！！」
ザ「勝手にいなくなりやがって…！！」
オ「見つかってよかったよ…」
診察室がぎゅうぎゅうになる程家族が入ってくる
「全員顔ボロボロすぎんだろ」
ノ「レイだって」
エ「皆Aに会いたくて仕方なかったんだよ…！！」
『僕も……！僕も会いたかったよ…！』
扉を、開けてくれてよかった
また顔が見れてよかった
抱きしめられてよかった
再会できてよかった
「……おかえり、A」
『…うん！ただいま…！』
「ただ、ちょっと頂けないことがあるな」
『え？』
ノ「僕も。再会を喜びたい所だけど…」
『…』
「お前、自分に投薬したって？」
『ゔ…』
ノ「僕達の発作を見ておきながら、よくそんな真似出来たね」
『…それは、』
「誰かを使いたくない気持ちも分かるが、わざわざ自分に投薬するかこの大馬鹿が！」
ノ「治療法を考案してくれたのは有難いけど、いい方法とは言えないんじゃない？」
『…ご最もです』
「第一お前はもう力が無いんだ、前みたいに無茶するのを見逃すわけにゃ行かねえよ」
ノ「これからは自分の身体も大事にさせるからね」
『させるって…』
ノ「何がなんでも、ね」
『…わかったよ』
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共感性羞恥(プロフ) - レイ落ちの沼にハマった者さん» この作品に足を止めて頂きありがとうございます。いかに設定を詰め込むかに命をかけていたので、このようにご好評いただけること、大変嬉しく思います。 (4月19日 9時) (
レス) id: 4b1c35e127 (このIDを非表示/違反報告)
レイ落ちの沼にハマった者 - バイオレットフィズ、個人的には約ネバ原作より好きです。バイオレットフィズのカクテル言葉が『私を覚えていて』というのと目の色の変化がレイへの感情の変化を表しているのが好きです。というか最後のレイと主人公の告白&絡み最高に好きです。ありがとうございました (4月13日 9時) (レス) @page50 id: c0fda8e93e (このIDを非表示/違反報告)
共感性羞恥(プロフ) - 大阪谷さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。貴重なお時間をこの作品に割いてくださったことに感謝の舞です。 (3月17日 10時) (レス) id: 8adc0e19cf (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - 面白すぎてイッキ読みしちゃいました！完結おめでとうございます💐 (3月16日 16時) (レス) @page50 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
共感性羞恥(プロフ) - 青現さん» ありがとうございます。初めましての作品ということもあり拙い文章にはなってしまいましたが、何とか完結に至る事が出来ました。貴方様に出会えたこと、大変嬉しく思います。ここまで応援してくださり本当にありがとうございました。 (3月16日 9時) (レス) id: 8adc0e19cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：共感性羞恥 | 作成日時：2024年1月28日 14時
