178話 ページ42
*
sideレイ
Aの捜索開始からもう2年が経とうとしている
未だ一つの手がかりもなし
本当にこの世界にいるのかさえ怪しい
ノ「本格的な治療…ですか？」
医師「ええ。発作の治療法がエリア08から提出されたの」
ノ「……その、」
医師「この治療法を考案したのは08の医者の助手なの。発作の進行を遅延させる薬を作ったのも彼よ。私も何回か会ったことがあるんだけど…まあ、治療の効果は十分に期待できるわ」
バ「アタシたち、遂に治るのか！？」
シ「ずっと待ってたぜこの時をよぉ…！」
「どうやって考案したんだ？確か08にΛ出身はおろか食用児なんていなかったはずだ」
エ「誰か送ったとか？」
ノ「いや、Λ出身の子供達は誰も欠けてはいなかったけど…」
医師「自身にΛの薬を投薬していたのよ」
バ・シ「はあ！！？？」
「馬鹿かよ…」
医師「誰かを使うなんてしたくなかったんだって。本当、医者目指してんのに変わってるわよね」
ヴィ「その助手とお会いすることは出来るだろうか。叶うなら彼自らにその治療をしてほしいし、直接礼が言いたいと私は思う」
医師「治療については難しい話ね。あの子、右前腕が義手なの」
「…え？」
右前腕が義手？
医師「あの医者の助手なら腕は確かなんだろうけど……何せあなた達より年若い子でまだ大学も出てな「08にいるのか？本当に？」？ええ、08内の病院を行ったり来たりしてるけど」
エ「レイ？」
「Aかもしれない」
ノ「えっ！」
ヴィ「本当か、それは…！」
医師「知ってる子？」
「俺達の、…家族なんです」
エ「でもレイ以外誰も覚えていなくて、全然見つからなくて……」
医師「ああ、ラートリーさんが言っていた探している子ってのはその子のだったのね。確かに色んなとこに調査調査って飛び回っているから、見つからないわけよね」
ノ「名前は、Aであっているんですか？」
医師「多分ね。ファミリーネームしか名乗らないから定かでは無いけど………っと、08に面会の連絡しといたわ。いい返事が返ってくるといいわね｣
「ありがとう、ございます…」
エ「やった……ついに会えるね、レイ」
ノ「こんな所に繋がる糸口があったなんて…」
ずっと、ずっと探していた
どうしても諦めたくなかった
「……なんか、夢みたいだ」
ようやく会える
会いに行くんだ
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共感性羞恥(プロフ) - レイ落ちの沼にハマった者さん» この作品に足を止めて頂きありがとうございます。いかに設定を詰め込むかに命をかけていたので、このようにご好評いただけること、大変嬉しく思います。 (4月19日 9時) (
レス) id: 4b1c35e127 (このIDを非表示/違反報告)
レイ落ちの沼にハマった者 - バイオレットフィズ、個人的には約ネバ原作より好きです。バイオレットフィズのカクテル言葉が『私を覚えていて』というのと目の色の変化がレイへの感情の変化を表しているのが好きです。というか最後のレイと主人公の告白&絡み最高に好きです。ありがとうございました (4月13日 9時) (レス) @page50 id: c0fda8e93e (このIDを非表示/違反報告)
共感性羞恥(プロフ) - 大阪谷さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。貴重なお時間をこの作品に割いてくださったことに感謝の舞です。 (3月17日 10時) (レス) id: 8adc0e19cf (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - 面白すぎてイッキ読みしちゃいました！完結おめでとうございます💐 (3月16日 16時) (レス) @page50 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
共感性羞恥(プロフ) - 青現さん» ありがとうございます。初めましての作品ということもあり拙い文章にはなってしまいましたが、何とか完結に至る事が出来ました。貴方様に出会えたこと、大変嬉しく思います。ここまで応援してくださり本当にありがとうございました。 (3月16日 9時) (レス) id: 8adc0e19cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：共感性羞恥 | 作成日時：2024年1月28日 14時
