143話 ページ4
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sideA
レ「ハウスの次はシェルターか」
エ「でもドアの数が違う」
レ「ここもまたお遊びかよ…」
エ「…あ、壁は現れるってあったよね。ミネルヴァさんのあのペンの伝承に」
『北へ十里東へ十里南へ十里西へ十里。天へ十里地へ十里…砂の間で矢が止まり、日が東へ沈むとき、地が哭き壁は現れる』
レ「条件を満たせば壁が現れる？」
エ「きっとあの謎を解くんだ。磁石って機能する？」
レ「多分、な。まずは北へ進んでみるか」
エ「シェルターと同じだ。北はこの扉…」
レ「…また十里もクソもねぇな」
モニター室…上下逆さまの
レ「廊下に戻って全部の部屋を見てみよう」
エ「うん…えっ」
扉を開けた先は、廊下ではなく食堂…
それも壁面が床
エ「さっきは確かに廊下だったのに…」
手当り次第にドアを開けてみるもおかしな空間ばかり
『…あれ』
そして、モニター室へと戻ってきた
でもさっきと向きが違う
机に描かれている矢印…さっきはなかった
エ「あれ通りに進んでみよう。まずはこの場所を知らなくちゃ」
32回目のモニター室
矢印を数えなければ通算154回目
少しずつ変わる空間を何度も何度も移動している
レイもエマも相当参っている
空間も、時間も法則性がなくめちゃくちゃ
…空間と、時間？
『…あ、』
レ「…？どうした？」
『奴が超越できて僕らに超えられないもの…それは空間と時間。エマ達も何となく体感できてるんじゃないかな。
それでひとつ、思い出したことがある。
立方体と砂時計を覚えてる？』
エ「お寺で見たマーク？」
『うん。まず、東西南北天地で6つ…これは6面で空間。そして「砂の間で矢が止まり」は時間の静止。同じく伝承の後半は時間を指している。
前後左右上下+時間の7つの要素。それは世界を規定する物理的限界…つまり、
時空っていう物理的限界が、七つの壁の正体だね』
エ「この迷路を超えるには、時空を越えなきゃいけない…？」
レ「でも時間の静止や逆行なんて人間にゃ出来るわけねぇ」
『それは…
ひとつ、扉を開ける
だがそこはレンガの壁で塞がれていた
エ「あれ、ここも」
レ「こっちもだ」
謎が、解けたな
『簡単な話だったんだ』
窓を開ける
レ「えっ…！？」
そこは
砂も、太陽もある
エ「沙漠……」
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共感性羞恥(プロフ) - レイ落ちの沼にハマった者さん» この作品に足を止めて頂きありがとうございます。いかに設定を詰め込むかに命をかけていたので、このようにご好評いただけること、大変嬉しく思います。 (4月19日 9時) (
レス) id: 4b1c35e127 (このIDを非表示/違反報告)
レイ落ちの沼にハマった者 - バイオレットフィズ、個人的には約ネバ原作より好きです。バイオレットフィズのカクテル言葉が『私を覚えていて』というのと目の色の変化がレイへの感情の変化を表しているのが好きです。というか最後のレイと主人公の告白&絡み最高に好きです。ありがとうございました (4月13日 9時) (レス) @page50 id: c0fda8e93e (このIDを非表示/違反報告)
共感性羞恥(プロフ) - 大阪谷さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。貴重なお時間をこの作品に割いてくださったことに感謝の舞です。 (3月17日 10時) (レス) id: 8adc0e19cf (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - 面白すぎてイッキ読みしちゃいました！完結おめでとうございます💐 (3月16日 16時) (レス) @page50 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
共感性羞恥(プロフ) - 青現さん» ありがとうございます。初めましての作品ということもあり拙い文章にはなってしまいましたが、何とか完結に至る事が出来ました。貴方様に出会えたこと、大変嬉しく思います。ここまで応援してくださり本当にありがとうございました。 (3月16日 9時) (レス) id: 8adc0e19cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：共感性羞恥 | 作成日時：2024年1月28日 14時
